子供の注射嫌いを直す方法(自閉症療育)

https://www.photo-ac.com/main/detail/1812810?title=%E6%B3%A8%E5%B0%84%E3%81%99%E3%82%8B8

 注射を受ける時に暴れる子供は、成長とともになくなっていけば問題ないのですが、自閉症スペクトラム障害等の発達障害児の中には、成長するとより酷く暴れるケースがあります。よって、年長になっても暴れることが消えないのであれば、注射に慣らす練習をしていくほうが良いと思います。

 基本的に、苦手なことは何度も練習することで改善していきます。これからその具体的な手順を説明していきます。

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やっと買いました

 いつか買わないとと思っていた行動分析学辞典をAmazonプライムデーにあわせて買いました。じっくり読んでいくつもりです。

 厚いから電子書籍にしてもらえると助かるのですが…。まだまだ専門書はKindleで発売することが少なくて困っています。

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遠足の感想

https://www.photo-ac.com/main/detail/2572602?title=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%84%E3%83%A0%E3%83%AA%E3%80%80%E6%96%9C%E3%82%81%E4%B8%8A

 昨日の遠足ですが、大人が引率する時に困難を起こした行動は

  • 大声で泣く
  • 座り込む
  • 走る
  • 展示物に触る、登る

といった行動でした。これらの行動は今後、厳密に見ていかないと大変ですね。次回は11月の予定です。

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初めてのお出かけ

 今日はセラピーを受けている子供で初めての遠足に行きました。集団でのお出かけでまた色々と実施しなければならない課題が見えてきました。

 また明日まとめます。

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子供が注射で泣いているのは勘違いしているから(自閉症療育)

https://2.bp.blogspot.com/-EAtQ2wtajU4/VsGsRk6Cm-I/AAAAAAAA3-o/MKF2qMOgsZw/s800/medical_yobou_chuusya_baby.png

 子供の注射は実は痛いからではなく、勘違いから泣いていることが多いです。これは「泣いて暴れたから注射が終わった」との勘違いです。こうすると、注射をする度に泣いて暴れることが強まります。通常の子供の場合、「泣いても注射を受けなければならないし、避けられない」ということが学習できるため暴れることは減っていきます。ところが、自閉症スペクトラム障害等の発達障害児の中にはそのことの理解が難しい子供がいます。こういった子供の場合、いつまでも暴れることが消えず、むしろ成長するにつれて体力がついていくため行動が悪化していきます。

 また、注射時に暴れると押さえつけられたり注射の痛みが増したりと嫌子が増すので、次回以降に余計暴れるという悪循環に陥ります。

 もう一つ、自閉症スペクトラム障害等の発達障害児が注射で暴れるのは不慣れだからです。定型発達児に比べると新規のことに拒否反応を示すことが多く、結果として不慣れなことに対して過剰な反応を示すことがあります。

 注射へ慣れさせる方法はまた後程説明していきます。

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注射は痛い?(記事)

(出典:PhotoAC

――子ども時代の体験から、大人になっても病院嫌いになるなどもあるのでしょうか?

 可能性としてはあると思います。例えば、自閉症スペクトラムなどのお子さんたちは知覚が敏感で、特定の記憶が強く残りやすい傾向があるので、たった1回の体験でも、修正されることなくトラウマ体験として尾を引いたまま成長すると、大人になっても病院に行きたがらなくなる、ということはありうると思います。

出典:https://diamond.jp/articles/-/207955?page=2

 この記事では自閉症スペクトラム障害の特性として注射で暴れることを説明していますね。私の見解とは異なります。私の説明はまた明日します。

 

 

 

 

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子子供が注射で泣くのは痛いから?(自閉症療育)


https://www.photo-ac.com/main/detail/1881562?title=%E6%B3%A8%E5%B0%84%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E6%B3%A8%E5%B0%842

 子供が注射で泣くことはよく見ます。あれは痛いから泣いているのでしょうか?

 注射を受けるシーンを注意深く見ていただけると

  • 赤ちゃんは注射で刺された後に泣いている→その後にすぐ泣き止む
  • 幼児は注射で刺される前から泣いている→その後しばらく泣いている

という差に気付きます。痛いのであれば赤ちゃんも幼児と同様に、というよりも強く泣くはずですが、そうなってはいません。これはなぜでしょうか。また明日解説します。

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小学校で必要とされるスキルは社会でも必要とされるスキルである(自閉症療育)


https://www.photo-ac.com/main/detail/1674065?title=%E6%8F%A1%E6%89%8B%E3%81%99%E3%82%8B%E8%A4%87%E6%95%B0%E3%81%AE%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%A8%E8%A1%97%E3%81%AE%E6%8A%BD%E8%B1%A1%E8%83%8C%E6%99%AF-%E5%B8%8C%E6%9C%9B%E3%81%AE%E5%85%89

 小学校で必要とするスキルは

  • 人の話を静かに聞く
  • クラスメートと会話をする
  • 一定時間着席する
  • 一人で課題をこなす
  • 集団で行動する

といった基礎的な物が多いです。これらは、普通級では当たり前のように教えられる(身につく)スキルですが、支援学校では獲得が難しいことが多いです。

 ですが、これらのスキルは社会に出てから結局使うものですので、今の段階で獲得が難しかったとしても改善していくことが求められます。獲得できなかったら社会で働こうとした時に困ってしまいます。

 ですから、自立のために必要なスキルを早く学んでいると考えて頑張って獲得を目指していけたらよいですね。

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『「男性は散らかってることを意識しているが片付けることはしない」と研究で判明』(記事)


https://www.photo-ac.com/main/detail/650483?title=%E6%95%A3%E3%82%89%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E9%83%A8%E5%B1%8B


「男性はなかなか家事をしない」と主張されることがありますが、アメリカ合衆国労働省がその主張が事実であると裏付けるデータを発表しています。2015年の家事に関する調査によると、1日当たりに家事に割く時間は男性平均が1時間25分で、女性平均は2時間15分でした。さらに、男性が掃除にかける平均時間は1日当たり14分で、これは女性の平均時間のおよそ3分の1しかありません。


男女の掃除に関する疑問を解決するため、アメリカのカリフォルニア大学サンタバーバラ校の准教授サラ・デボーさん率いる研究チームは男性327人・女性295人の被験者に「部屋の写真」を見せ、「部屋がどれほど散らかっていると感じるか」や「この部屋に掃除が必要な度合い」を尋ねるという調査を行いました。

調査の結果、男性と女性が部屋が「どれほど散らかっているか」という感じ方にはほぼ差がないことが判明。つまり、男性は「散らかっていることに気がつかない」というよりも、「散らかっていることがわかっていても片付けはしない」ということがわかりました。


https://gigazine.net/news/20190709-men-see-mess-but-no-clean/

 これに関しては同意です。仕事部屋は散らかっていることはわかりますが、片付けようとはしません。この行動をABAを使用して変えていけたらよいのですが、そこまでのメリットがないということでそのままにしています。

 頑張ったら掃除の習慣化は不可能ではないですが、ほかのことをしたい(掃除を頑張りたくない)ので食べ残しを放置して虫が湧いたりといったことがないように気を付ける程度にしています。

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問題行動を考えるときに(自閉症療育)


https://www.photo-ac.com/main/detail/1707296?title=%E6%8B%B3

 自閉症スペクトラム障害等の発達障害児は多くの問題行動を抱えていることが多いです。例えば以下の通りです。

  • 自傷、他害行動
  • 癇癪
  • こだわり

 これらの問題はいつ消すことを目指したらよいのでしょうか?正解はできるだけ早くです。なぜならこれらの行動は成長すればするほど直しづらくなるからです。成長すると難しくなるのは

  1. 問題行動が強まり、問題が深刻になっている
  2. 問題行動を消そうとすると、子供が抵抗するため成長すればするほど消しづらくなる

からです。例えば、今は子供が怒っても親が子供を強引に椅子に座らせれば落ち着けるとします。この方法は成長しても使える方法ではありません。問題行動が防げているうちに、次の段階に進む必要があります。今の問題行動の制止方法が大人になってからも使えるかどうかは常に考える必要があります。

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工場見学の所感(自閉症療育)


https://1.bp.blogspot.com/-X42pLA8L-ww/UrlmuuOQrbI/AAAAAAAAcLA/IxTBJAXA7Us/s800/souko_shiwake.png

 少し前に食品関係の工場見学に行きました。中では作業員の方が流れ作業で働いていました。そこでの仕事で将来的に発達障害者でも働けるような単純作業がありました。ですが、以下の注意点があります。

  1. スピードが速い ラインでの作業になるので、周りに合わせた素早い行動が求められます。
  2. 継続し続ける 何時間単位での行動の継続が求められます。
  3. ミスが許されない 単純作業である代わりにミスは許されません。

 この基準が守られるのであれば働けるのですが…。練習しないとハードルはかなり高いですね。

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学習の手抜き①癇癪行為に対する対応(自閉症療育)


https://4.bp.blogspot.com/-_9LN4HKAtjg/WRaTCEPQSdI/AAAAAAABENs/yMNTFsUDt0sLVh27opeDxXB29uK3yXQMACLcB/s800/dada_koneru_girl.png

 学習の手抜き一段階目の泣いて課題を拒否する子供への対応はどうすればよいでしょうか。

 よくある対処方法は泣いていても課題を継続し、できたら課題を終了することです。この場合、話せるようなレベルの子供であれば「泣いていても課題をやらなければならない」ということが理解できる可能性が高いです。そうすれば、泣かずに課題をすることができるようになります。

 しかし、知的障害が重いような子供に対して上記のような対応をすると、「大声で泣いたから課題が終わった」と勘違いする可能性があります。例えば、毎日シャンプーをしているにも関わらず、毎回泣いているような子供は「大声で泣いたらシャンプーが終わる」というように勘違いしています。よって、最初は上記のような対応でも構いませんが、課題の度に毎回泣くということが継続するようでしたら対応を変えます。

課題の度に癇癪を起こす子供に関しては、行動に対する過剰修正法を使用して直していきます。課題中に泣いても課題を継続しますが課題が終わったとしても、課題中に泣かなくなるまで解かせ続けます。課題を泣かずに解けるようになった時点で終了します。こうすることで、子供は泣いても課題が終わらず、むしろ課題がどんどんと増えていくので泣いて課題を拒否することがなくなります。

もちろん、課題が適切で子供にとって難し過ぎることを求められていない場合のみに限られますが。

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『精神の病がVR技術で治療できるようになる未来がやってくる』(記事)


https://www.photo-ac.com/main/detail/1368342?title=VR%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB%E4%BD%93%E9%A8%93%E6%8E%88%E6%A5%AD17


VRを用いた精神医療では、暴露療法という治療法がとられています。暴露療法とは、患者を恐怖心を抱いている対象などに向き合わせる行動療法の一種で、PTSDのみならず不安障害特定の恐怖症などの治療に用いられている手法です。


例えば、高所恐怖症の患者が医師の指導の下で高い建物にのぼるように、一般的な暴露療法では十分に安全が確保された管理下で患者を恐怖や苦痛の対象に直面させます。一方で、VRを用いた暴露療法なら安全な室内でVR機器を使用するだけなので、現実世界での治療よりはるかに低コストかつ安全に暴露療法実施することが可能です。

さらに、VRならではのメリットもあります。ケベック大学で臨床サイバー心理学の研究委員長を務めるステファン・ブシャール教授は、「研究の一環として、高所恐怖症の患者にVR空間で崖から飛び降りてもらいました」と語り、VR暴露療法は現実世界では不可能な体験もできるという点で優れていると述べています。


VR暴露療法はうつ病を併発しているPTSD患者に対して特に効果が高いことでも知られています。南カリフォルニア大学のクリエイティブ・テクノロジー研究所で医療用バーチャルリアリティの責任者を務めるアルバート・スキップ・リッツォ氏は、「うつ病の患者はトラウマとなった体験に接触する機会が少ないため、症状が固定化してしまうおそれがあります。一方VRなら、戦争体験といった再現が困難な事柄も再現することができるので、患者がトラウマと向き合う助けとなります」と話しています。

◆VR療法の展望
2019年現在では、VRはヘッドセットを介して視覚や聴覚で仮想空間を体験するものがほとんどですが、将来的には嗅覚触覚も再現するVR技術が登場することで、より効果的な暴露療法を実施することができると期待されています。



また、VR技術は治療だけでなく、検査や診断にも効果を発揮することが見込まれています。VRを使用するとすべての被験者に同じ体験させつつ、客観的なフィードバックを得ることが可能なため、ADHDや自閉症といった発達障害や統合失調症の診断に役立ちます。


https://gigazine.net/news/20190626-vr-mental-health/

 VRは身近なところでもうよく使用されています。以前、テレビで見ましたが、ロッテの永野将司投手が広場恐怖症治療のため、VRで電車に乗る体験をしていました。その時に心拍数を測ってフィードバックしていました。

 発達障害の子供に応用する場合は、低年齢児にはVRの使用が難しいので、

  • 小学生以上
  • 言語報告ができるレベルにある子供

等、かなり使用できる範囲が限られそうです。

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学習の手抜き3つのステップ

https://www.pakutaso.com/20160414116post-7720.html

 私は、教える仕事の中で自閉症スペクトラム障害等の発達障害児の課題に対する手抜き、いわゆるサボりの3つのステップがあることに気づきました。

  1. 泣いて課題を拒否する 課題拒否の最初のステップです。泣いてわめいて暴れて課題を拒否しようとします。
  2. 自己刺激行動をする 泣いたりすることはなくなるものの、課題中に自己刺激行動をしてサボるという行動が見られます。例えば、課題中にキョロキョロと周囲を見まわしたり手を振ったり笑ったりします。
  3. てきとうに答える サボりの最終段階です。一見、真面目に取り組んでいるように見えますが、何回も同じ間違いを繰り返したりして(例えば正解を教えているにも関わらず、九九で何回も同じ問題を間違える等)学習内容に向上が見られないことが多いです。

 これらのステップは成長の一つであるとも言えます。最初は泣く行動が出現し、それを諦めたら自己刺激行動が出現し、それを消したらサボるという行動が出現する訳です。それぞれの段階に対する対応はまた後程説明いたします。

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保育園/幼稚園、学校の悪口を言うことは意味がない(自閉症療育)


https://www.photo-ac.com/main/detail/365820?title=%E3%81%8A%E3%82%80%E3%81%A4%E5%A7%BF%E3%81%AE%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%80%802

 療育に携わっている人がよく言うことは、「せっかく療育が良い支援を行っているのに、保育園や学校で台無しにされる。先生は何もわかっていない」ということです。つまり、「療育の効果が集団場面で表れないのは私達療育関係者のせいではなく、現場のせいだ」ということです。

 こういうことを言うから療育関係者は現場の人に嫌われるんですよね(笑)また、このような文句を言っている限り日本の療育は発展しません。訓練で学んだことを生かせないのは、特定の環境でしか発揮できない脆弱なスキルを教えているからです。つまり、療育者の教え方の問題です。最初から普通級、集団での行動につながるように教えていかなければなりません(般化トレーニング)。

 海外のように、効果的な方法を家、学校、療育施設で統一したほうが効果が高いのは当たり前です。では、それを早急に日本で取り入れることは可能でしょうか。私が療育に携わっている10年間で公的機関の支援制度にはさほど変化が見られません。早急に成果をあげるのであれば社会や制度の変化は待っていられません。

 他の人のせいにすることは簡単です。ですが、療育に携わっている以上それを言うことはタブーだと思います。その時点で現場との連携が非常に困難になるからです。……同じ療育関係者を責めることはありますが。

 

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