自閉症児だから夜の寝つきが悪い訳ではない

自閉症スペクトラム障害児は、
睡眠障害が多いとされています。
入眠や覚醒の問題よりも睡眠途中で起きる
中途覚醒の時間が長いことが特徴です。
なぜ、自閉症児に睡眠障害が多いのでしょうか?
反対に言うと、定型発達児だから睡眠に全く問題がない訳ではありません。
- 夜寝ないから親が「お化け出るよ」と言ったり鬼から電話を使う
- 中途覚醒し、親を起こして寝かしつけしてもらう
- 早く起きて親の横で再度寝る
このように
定型発達児でも睡眠の問題はありますがおどしややることがないためすぐ寝ます。
自閉症児の場合は起きて一人遊びをしたり、部屋から出ていくことがあります。
これはおもちゃがなくても遊べたり怖いと言う感覚がなかったりするからです。
基本的に子供に睡眠障害のような症状は珍しくありません。
ですから
自閉症児の睡眠障害の根本にある多くは指示を聞かないことだと考えるべきです。