自閉症児の特徴とされる行動は大抵間違い

自閉症スペクトラム障害児の特徴とされる行動はSNSで多く拡散されています。
ただし、多くの行動は実際にはそうとは言えない物ばかりです。
以下のような行動です。
- クレーン現象
要求時に大人の手を引っ張っていく行動
発達段階で定型発達児にも見られ
自閉症児に見られないことも多い - 自己刺激行動
顔の前で手をひらひらさせる、くるくる回る等の行動
定型発達児にも見られるし自閉症児に見られないことがも多い - 物を等間隔に並べる
定型発達児にも見られるため自閉症の特徴とは言い難い - 目が合いづらい
遊びに夢中な時に呼びかけても無反応なのは定型発達児も同じ
自閉症特有のアイコンタクトのチェックは素人では難しい - 指差しをしない
手先の発達が遅いとできない子はいる
自閉症児でも要求の指差しを多用することがあり言語発達と=ではない - 物を近づけて顔を振る
自己刺激行動の一種だが定型発達児でも見られる - 逆手バイバイ
身体発達が未熟な子供でも見られる
重度自閉症児の場合はそもそも動作模倣をしない - 言葉をおうむ返しする
言語発達の初期段階ではおうむ返しは珍しくない
また、言語発達が遅れている自閉症児は音声模倣事態が困難
このように出ていないから安心、出ているから問題のような行動ではないです。
発達障害の診断は現在出現している行動を元に総合的に行われます。
よって一つ一つの行動をチェックして判断することはありえません。
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