好子の種類②(条件性好子、二次性好子)
好子の種類2つ目は条件性好子(じょうけんせいこうし)/条件性強化子(じょうけんせいきょうかし)(conditioned reinforcer)、もしくは二次性好子(にじせいこうし)/二次性強化子(いちじせいきょうかし)(second order reinforcer)です。『応用行動分析学』では以下のように説明されています。
”ある刺激事象ないし条件が、他の好子が起こるとき存在するか、または他の好子が生起する直前か同時に起こるとする。その刺激事象(条件)が、後に行動への結果として単独で随伴するとき、行動を強化する能力があることがある。”(『応用行動分析学』、一部坂本が改変(明石書店))
わかりやすく言うと、最初は好子ではなかったものが学習により好子に変化した物が条件性好子です。好子ではないものが好子に変化する過程にはペアリングの原理が働いています。