プロンプトフェイディングについて
プロンプトは段々となくしていくことが求められます。
Lovaasの自閉症児の教育マニュアルには『プロンプトを使っていると、子どもが自分の力では行動しなくなる。すなわち、指導者の要求に応じることが強化されるのではなく、プロンプトに応じることが強化されるようになる。このことをプロンプト依存という』(一部改編)と説明されています。
プロンプト依存を段階的になくしていくための手続きが必要です。これをプロンプトフェイディング(プロンプトフェーディング)(Prompt Fading)と言います。例を見てみましょう。
この映像ではほっぺを触るということをプロンプトフェイディングにて教えようとしています。最初は身体プロンプトをしっかりと使っていますが、2回目からは手を添える程度にし、プロンプトフェイディングを行っています。その後の「耳触って」という指示に対しては子どもはプロンプトなしに行動ができています。
このようにすることでプロンプトありの状態からプロンプトなしの状態でできるようになっていきます。
簡単な説明はこちらを確認してください。