行動形成の注意点⑦(2連続で失敗した後は必ず成功させる)
行動形成の指導時に2連続で失敗した場合は3回目は必ず成功させるようにします。3連続で失敗してしまうと、課題を取り組むことを諦めてしまうことがあるからです。
例えば、新規課題を実施した場合、
①新規課題×
②新規課題×
と2連続で不正解だった場合、3回目は必ず成功できる課題を実施します。例えば言語トレーニング課題を取り上げます。
練習中の課題(新規課題)が「ぱ」で、習得済み課題が「あ」だとします。
大:真似して、「ぱ」
子:ま(失敗1回目)
大:真似して、「ぱ」
子:ま(失敗2回目)
大:真似して、「あ」
子:あ(習得済み課題)
このように2連続で失敗した場合は習得済み課題を挟むことにより3連続で失敗することを防ぎます。ここでの注意点ですが、重要なのは2回までは連続失敗しても構わないということです。一度間違えたからといってすぐに難易度を下げるのではなく、2回までは新規課題に挑戦させましょう。