消去が使用しづらい理由①(全ての場面で実施しなければならない)
有形物獲得行動、注目獲得行動の消去が支援場面で使用しづらい理由の一つ目は全ての場面で実施しなければならないということです。
施設を利用せずにお子様をすべてご家庭で育てている場合でしたらそれは可能ですが、ほとんどのご家庭では必ず療育や保育園、幼稚園等を利用されているはずです。
一つの場所でも消去手続きが実施されていなければすべての場面で問題行動が消えない可能性があります。つまり、家以外の場所で子供が過ごすことがあればそれだけ消去は使いづらいということです。