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フリーオペラント法の弱点④(発音が明瞭にならない)

フリーオペラント法の弱点四つ目は発音が明瞭にできない可能性があることです。フリーオペラント法では発音の明瞭化を狙っていますが、あくまで、出現した適切な言動を分化強化するにとどまっています。

「ことば使いの訂正は言語発達を妨げる。適切な表現が出たときに、言葉に敏感に反応します。例えば、『今の言い方、いいわね』と修正、訂正ではなく、正の強化子(好子)の提供だけにすべきです」(P86)

発達障害児の言語獲得 応用行動分析的支援(フリーオペラント法) 石原幸子 佐久間徹 二瓶社

積極的な音声模倣(エコーイック)は避けるとされているため、発音の上達は子供が自発的にきれいな発音を出すかどうかにかかっています。よって、子供によっては発音の向上が難しいことがあります。

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