エクスポージャーを使った偏食トレーニングの方法

エクスポージャーを使って偏食トレーニングを行うことができます。

段階は以下の通りです。全ての段階でクリアできてすぐにお菓子等の好子を与えて好子による強化を行います。無理には実施せず、好子を欲しがっている時のみ実施します。

①嫌いな食べ物ちょっと＋好きな食べ物たくさんを同時に食べる
②嫌いな食べ物＋好きな食べ物を同時に食べる
③嫌いな食べ物たくさん＋好きな食べ物ちょっとを同時に食べる
④嫌いな食べ物をちょっと食べる
⑤嫌いな食べ物を食べる
⑥嫌いな食べ物をたくさん食べる

これと並行して食事場面で以下のような段階で支援を行います。こちらは強制です。ルールが守られなければご飯は食べられません。

A好きな食べ物をスプーン一口を食べてから食事を与える
B嫌いな食べ物以外をスプーン一口食べてから食事を与える

①～⑥、A~Bの両方のステップが終われば次の支援を行います。こちらのルールも強制で、守られなければご飯は食べられません。

I 嫌いな食べ物をスプーンにちょっとのせ、与える（ここで食べる嫌いな物は①～⑥のステップで食べられるようになったものです）
Ⅱ嫌いな食べ物をスプーンに半分ほどのせ、与える
Ⅲ嫌いな食べ物をスプーン一杯のせ、与える
Ⅳ嫌いな食べ物をお皿にのせ、与える

このように嫌いな食べ物を好子を使いながら食べることを練習し、それと並行して食事を食べるためには決められた食べ物を先に食べなければならないルールを教えます。それができたら苦手な食べ物を先に食べなければいけないルールを設定することで偏食を直してきます。この方法を使うコツはまた後日説明します。