エクスポージャー+フラッディングの手続き②(スモールステップに分けた行動を実践させる)
エクスポージャー+フラッディングの手続き二つ目はスモールステップに分けた苦手な行動を実践させるという段階です。
実践させる段階での注意点は以下の通りです。
- 身体プロンプトを使用して行動を教える
子供が受け身で苦手なことを克服していたら、家以外では苦手なことに触れないようになってしまいます。よって自ら積極的に行動することを教えていきます。 - 物的好子を使用しない
お菓子やビデオといった好子を使用すると家以外での般化が難しくなります。よって、好子を使用せずにほめ言葉、笑顔、ボディータッチのみで好子による強化を狙っていきます。 - 我慢できて即座にできた時は分化強化をする
子供が嫌々ながらも苦手なことを我慢できた場合は強くほめて、分化強化を狙っていきます。これにより苦手なことを克服することが促進されていきます。 - 即座に行動できるように教えていく
行動を強制するので子供は暴れます。ですが、暴れて苦手なことを拒否できる時間が長ければ、次も同様に暴れてしまいます。暴れる行動は制止して即座に身体プロンプトを使用して苦手なことに触れさせるように教えていきます。