発達障害」タグアーカイブ

『親いなくても18歳になれば… 退所後に待つ厳しい現実』(記事)

(出典:来夢来人

神戸新聞の記事です。

 児童養護施設「尼崎市尼崎学園」(神戸市北区)の子の半数は軽度の知的障害や発達障害、それに似た特性がある。コミュニケーションが苦手だったり、冗談が通じなかったり。「一見、障害があるって分からず、社会では変わった人と見られる」。そんな子たちは、トラブルや壁にぶつかったとき、自分一人で乗り越えることが困難だ。お金の管理など、生活するには大人の支援が必要となる。

そのため退園後の進路は限られ、障害者が共同で生活するグループホームに入ることになる。

何とか仕事に就けても、多くは障害者雇用で非正規。給料は上がらず、ステップアップがないまま年齢を重ねる。そもそも給料だけでは暮らせず、生活保護に頼るケースがほとんどだ。自由に使えるお金はほとんどなく、所帯を持つことも難しい。それでも、専門性を持った職員が支えてくれるグループホームは生活が安定し、安心して送り出せるという。

「一番厳しいのは、障害の手帳はなくてもグレーゾーン、もしくは社会にうまくなじめないケースなんです」

障害を抱える者が高等部卒業後になかなか行き場がないのは、保護者がいてもなくても同じです。ただし、家で保護者が面倒をみながら作業所や授産所に通える分、このような施設育ちの者よりは選択肢が多くなります。

しかし、問題行動が酷い場合や保護者が高齢になった場合は施設入所になってしまうことが多いです。そういったことを考えると家事はある程度できるようにしておいたほうが将来的な自由があると思われます。例えば、グループホームに入るのではなく、ホームヘルパーの力を借りながら一人で生活する等です。

私は常に療育のゴールは「就職及びある程度の自立した生活」であると考えています。「就学まで頑張ればいい」といった短期的な視点ではない支援をすることが重要です。

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発達障害への対処の答え?勝馬和代さんの台所

(出典:Wikipedia

Chikirinさんのブログで勝馬和代さんの台所が紹介されていました。詳細はリンク先でご確認ください。iPadが2台設定されていたり、注意書きがテプラで書かれていたりと使う人によっては大変便利なものになっています。

軽度のADHDと診断されているらしいです。ですが、重要なのはADHDだからこのような台所にしているのではなく、使用しやすいから変更しているということです。

「私は自閉症だから」「ADHDだから」といった自分の苦手なことを説明する本は数多くありますが、はっきり言ってほとんど役に立ちません。共感はすれども参考にすべきことが少ないからです。

ですから、今起きている問題にどう対応するかという一つの解決策をあげてもらうほうが役に立つのです。iPad2台は難しそうですが、タブレット一台は台所に置きっぱなしでもよいかもしれませんね。

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『発達障害や知的障害の人をマンツーマン支援』(記事)

(出典:GATAG

たーとるうぃずの記事です。

カナダのウィンザー大学の学生たちにより行われているプログラムは、発達障害や知的障害の人が運動することを支援しています。

フィット・トゥギャザーというこのプログラムは、エセックス郡の市民健康課とウィンザー大学のアダプティブ・フィジカル・エクササイズ研究チームが協同して行っています。

1週間に2回、マンツーマンで90分間トレーニングを行う、無料の12週間のプログラムです。
これまでに40人が参加しています。

これほど多くの障害の人が参加するプログラムは初めてのものだとケリー・カー博士はいいます。
そして、トレーニングを終えるたびに、目を見張ることがあったと言います。

「確実に変化が現れています。
私たちは、身体の状況を追跡調査しています。

参加した人たちは力がつき、柔軟性も向上しています。
そして、ほとんとの人でウエストサイズと体重が減少しています。

一番いいことは、参加している人は運動することに楽しさを感じることです。
このプログラムを修了した後には、フィットネスクラブの会員になっている人もいます。」

このプログラムでのトレーニングは、エセックス大学の学生とマンツーマンで行います。
心肺機能を高める運動、筋力トレーニング、ゲームなどを行います。

ケリー博士はこのプログラムは、発達障害や知的障害の人たちに求められているものだと言います。

「楽しむこと、レクリエーションの観点から重要なのです。

ここには、発達障害や知的障害の人が参加できるように配慮されたフィットネス施設があり、専門の研究を行っている学生がいるのです。」

エセックス郡の市民健康課のナンシー・ワレスゲロは、このプログラムはこれまでの健康福祉の取り組みを利用できなかった人たちを対象とできるために、とても重要な取り組みだといいます。

「このプログラムに参加した人たちは、より健康的なライフスタイルの習慣を身につけて健康になるだけではありません。

自分に自信が持てるようになります。これが、このプログラムの目的です。

ウィンザー大学との共同して行ったことには大きなメリットがありました。

参加している学生たちのエネルギーや献身的な態度は素晴らしいもので、参加している障害の人たちとも素晴らしい関係をつくっています。」

一緒にゲームをしたり、運動をして、うまくできたときの笑顔は本当に最高です。

私もうちの子の笑顔が見たくて、できそうなことは一緒にしています。

大学の学生さんも、きっとそんな笑顔を見てうれしくなって、学生さん自信も楽しくて、やりがいも感じているんだと思います。

自閉症スペクトラム障害を含む発達障害児者は、食生活が不安定になり肥満や高血圧、高脂血症等になってしまうことがあります。ダウン症候群等の染色体異常も同様です。このように運動を教えてもらうことは健康面や余暇活動支援の両方の意味で非常に重要だと感じます。

 

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『発達障害児を早期に支援 静岡市』(記事)

(出典:PhotoAC

中日新聞の記事です。

 静岡市は、二〇一八年度から発達障害の可能性がある幼児の早期支援に本格的に乗り出す。きめ細かな親子の支援を目的とした「発達支援のひろば(仮称)」を新設し、就学支援につなげたい考えだ。一八年度当初予算に関連予算約三百万円を盛り込む。関係者への取材で分かった。

 発達支援のひろばでは、発達障害の可能性があるとされた子に親が家庭でどう接したらいいかを、保育士や心理士から学ぶ。必要があれば、専門家がいる市の「発達障害者支援センター」(駿河区曲金)と連携したサポートも受けられる。「ひろば」は各区に一カ所の開設を予定している。

 市は一歳六カ月の法定健診で問診票を使い、発達障害の可能性を調べている。ここで発達障害の可能性があるとされた子は、葵区の保健福祉センターに設けた「あそびのひろば」で四カ月間計八回にわたり、集団で遊ぶ際の行動などを通じて、その子の特性を見極めている。集団生活が可能なら市内各地にあるこども園や「子育て支援センター」に、難しければ「発達障害者支援センター」などで療育する。

 今回の「発達支援のひろば」は、子育て支援センターと発達障害者支援センターの中間的な位置づけ。市によると、幼児期から就学前までの一貫した発達障害支援は浜松市でも行われているが、全国の自治体では珍しいという。

 発達障害には、特定の物事に強いこだわりを示す自閉症や、落ち着きがない多動性障害などがある。自閉症は幼いときから兆候が現れやすいとされる。

 自閉症の子どもの中には、成長するにつれ集団生活が難しくなったり、自分が言いたいことを他人に伝えられなくなったりするケースがある。市は早期支援により、子どもたちが社会となじみやすくするようにしたい考えだ。

このような早期療育はカウンセリングの一種として考えたほうが良いです。保護者の不安を軽減することはできるかもしれませんが、問題の根本解決は難しいと思います。

日本の場合、早期支援を考える時はそれに携わるスタッフの育成を考えなければならないところが難しいです。

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『自閉症の子向けにヘアサロン 細やかな配慮でパニック防止』(記事)

(出典:pixabay

DAILYSUNの記事です。

自閉症など障害のある子どもたちに配慮したサービスを提供するヘアサロンがスタテン島にオープンした。
自閉症などの発達障害を持つ子どもは音に敏感だったり、他人に髪の毛を触られることを不快に感じたりする場合が多く、ヘアサロンを利用する際に苦労することが多いという。自身も自閉症の娘を持つサマンサ・ペレスさんが考えたのは、このような子どもでも安心して利用できるヘアサロンだ。ペレスさんによると、10歳の娘エルさんは幼いころから人見知りが激しく、他人と視線を合わせたり話したりすることが苦手で、他人に触れられることを嫌がった。しかし、「自閉症を理解していない人には、『かんしゃくを起こしやすい子ども』と誤解されることも多かった」と話す。
ペレスさんの「パズル・ピース・ハイジーン」では小児セラピストが常駐し、ヘアカットやマニキュアなどのサービスを提供している。「保護者に隣に座ってもらい、先に施術を受けてもらうことで子どもに安全だと認織させるなど、暖かい対応を心掛けている」とペレスさん。
支払いは全て寄付制で、現在は月曜と水曜だけ営業しているが、今後は週5日に拡大する計画だ。

スタテン島というのはニューヨークにある地域です。お店のホームページはこちらです。

動画を確認すると提供サービスは「ヘアーカット、シャンプー、マニキュア、ペディキュア、Occupational Therapy(作業療法)」と述べられています。作業療法はOTが実際にやるのでしょうか。

全て寄付で成り立っているということですごいですね。こういった障害児用のサービスの場合、最終目標は通常のサービスを利用することができることだと思います。苦手な子供が固定客になることは望ましくありません。ですから、最初は好子を使っていても徐々に通常の環境に戻していくことができればよいですね。

 

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『発達障害(11) 小学1年生1割は支援必要』(記事)

(出典:photoAC

YOMIURI ONLINEの記事です。

横浜市や広島市など全国十数か所の自治体に協力してもらい、小学校と医療機関の両方にアンケートをしました。06年度に生まれた子たちが1年生だった時に、その子たちについて尋ねたアンケートの結果は次のようになりました。

 各自治体の小学校に「1年生の中で発達障害と思われる子はどれくらいいますか?」と質問しました。子どもの中には、病院で発達障害と診断を受けた子だけでなく、診断はされていないけれど学校の先生たちから見ると「この子は発達障害かも」という子がいます。そういう子も含めて答えてもらいました。

 質問に対し、例えば横浜市だと、児童全体の10・9%という回答が得られました。他の自治体でも、「10%以上」という回答が多かったのです。

 一方、医療機関への調査では、06年度生まれで小学校に入るまでに発達障害と診断された子の割合を調べました。横浜市の7・7%を筆頭に、5%以上の子どもが診断されていた地域がいくつもありました。

 この調査からわかるのは、小学校入学前に多いところでは8%近くもの子が病院を受診して発達障害と診断されていること。さらに小学校の先生たちから見ると、もう少し多くいるということで、1割ぐらいの子に発達障害の特性が見られ、何らかの支援が必要と考えられているのです。

 そしてその多くは自閉スペクトラムの特性を持っているということもわかってきています。

勘違いしてはいけないのはこちらの記事では小学校一年生の10%は発達障害と断定しているわけではないことです。先生が思う「発達障害と思われる子」は「支援を必要とする子」であるだけです。考えてみてください、クラスの会10%の子は支援を必要とするのは当たり前ではないでしょうか。発達障害の診断名には拘泥せず、躓きがある子供への支援方法を考えることが一番の解決策です。

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『発達障害早期発見を』(記事)

(出典:GATAG

YOMIURI ONLINEの記事です。

富山大市民講座 宮教授ら講演

 富山大学市民講座「子供の健康を守る」(読売新聞北陸支社共催)の第2回「子供の成長・発達と健康」が28日、富山市五福の同大理学部多目的ホールで開かれた。同大の宮一志教授(43)と西山志満子研究員(42)の講演に、約120人が耳を傾けた。

 宮教授は「発達障害の子供との関わり方の基本」と題して講演。発達障害に気付かずに周囲が否定的な対応を続けると、不登校、うつ状態など「二次障害」の恐れがあるとし、「早い段階でその子の特性に気付けるかどうかが成長発達に大きく影響する」と述べた。

 西山研究員は「思春期の心の発達と精神的不調:早期発見と早期対応」をテーマに、心身の不調と睡眠、朝食摂取の関連に触れ、〈1〉会話の時間を十分にとる〈2〉良質な睡眠・栄養摂取の重要性を情報提供する――など家庭や学校ができる支援のポイントを伝えた。

 富山市の県臨時職員野口藍さん(22)は「発達障害、精神的不調とも子供が生きやすくするのが重要。機会があれば講座で習った対処法を行いたい」と話した。

 第3回「子供の救急と初期対応」は、11月11日に開催する。受講無料。問い合わせは、富山大地域連携推進機構(076・445・6519)へ。

発達障害の早期発見というのはよく主張されますが、私はどうでもよいと思います。なぜなら、発達障害を早期に発見しても有効な対応を取らなければ全く関係ないからです。心理職も教師も診断名に拘泥しすぎな傾向があります。

ですから、重要なのは問題への早期対応です。発達障害の診断がつこうがつかまいが、問題が起きた時点でそれを改善するように働きかけることが必要です。

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『特別支援でプログラミング』(記事)

(出典:GATAG

教育家庭新聞の記事です。

総務省は9月15日、若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業に係る提案公募について、応募件数23件のうち10件を採択したと発表した。このうち本実証では多様な障害(※)での実証や障害種に応じた教材や手法の開発などを行う。富山市立芝園小学校では、プログラミングを通じた通常学級との交流や共同学習を予定。筑波技術大学と筑波大学附属視覚特別支援学校では、視覚障害のある大学生をメンターとして育成し、「視覚障害のある児童生徒がプログラミングを学ぶワークショップ活動」を推進する。

各採択団体は年内を目途に実証事業を行い、平成30年2~3月の成果発表会で取組内容の発表を行う。(※)知的障害、肢体不自由、視覚障害、聴覚障害、病弱、発達障害、自閉症・情緒障害、言語障害  実証主体は以下。カッコ内は実証校。
▼富山県富山市・富山県教育工学研究会(富山市立芝園小学校)
▼神奈川県横浜市・愛知県清須市・合同会社デジタルポケット(横浜市立仏向小学校・清須市立西枇杷島小学校・同古城小学校・同新川小学校・同清洲東小学校)
▼奈良県奈良市・冬木学園畿央大学教育学部(奈良県立奈良養護学校)
▼沖縄県石垣市・日本福祉大学スポーツ科学部スポーツ学科(沖縄県立八重山特別支援学校・同八重山商工高校)
▼(株)エヌ・ケイ・アセント(津和野町立津和野中学校)
▼(株)エンベックスエデュケーション(東京都立石神井特別支援学校)
▼NPO法人CANVAS(東京都立光明学園)
▼科学へジャンプ・全国ネットワーク(筑波大学附属視覚特別支援学校・筑波技術大学情報システム学科)

視覚障害者だけではなく、自閉症スペクトラム障害等の発達障害も含まれているようです。プログラミングができるということで比較的能力が高い者に限られてしまう可能性が高いと思いますが、それでもこのような取り組みをすることは将来の就職可能性を高めると思います。

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『発達障害は親の責任?「バイキング」のトンデモ発言に大ブーイング』(記事)

(出典:Photock)

Asa-Joの記事です。

 10月20日放送の「バイキング」(フジテレビ系)は、福井県の中学2年生が自死した問題を取り上げた。だが、まるで自死した生徒側に問題があったとも取れる放送内容に首をかしげる視聴者が多く、問題になっている。

「自殺の背景はよくわからないとしながら、亡くなった生徒に発達障害の可能性があったことを大きく取り上げました。しかし、この生徒に発達障害があったことを親御さんは否定しているといいます。仮に発達障害があったとしても自殺との因果関係はわからないのに、番組はその後、発達障害特集とばかりに専門家を招き、大きく時間を割きました。この生徒に発達障害があったように印象づける進行だったと思います」(エンタメライター)

さらに驚いたのが、出演していた教育評論家の発言だ。発達障害は全容が解明されているわけではないが、評論家は先天的な脳機能の障害で起こるとしながらも、「幼い頃に激しい叱責を受けることで脳が萎縮してくる。それが発達障害につながる」「アメリカの報告では、食品添加物の摂取で多動性が増えている。それが3割4割にも及ぶ」など、後天的な原因も大きいとし、つまり親の育て方に責任があるという決めつけ方をしたのである。

これについては、「発達障害の子を持つ身としては信じられない発言」「デマを全国ネットで垂れ流すのはやめて!」「また誤解されそう。涙が出る」など怒り心頭の意見が非常に目立つ。

MCの坂上忍は「発達障害と認めたがらない親もいますからねぇ」など問題提起をしたつもりなのかもしれないが、特集するのであれば、教育評論家だけでなく専門ドクターを招くなど、もう少しきちんとした準備が必要ではないかとの声も少なくない。これでは理解が深まるどころか、偏見を助長するだけだろう。

そんなことがあったのですね。自閉症スペクトラム障害=引きこもりと誤解されていることが昔は多かったですが、今でもあまり変わらないのかもしれません。ゲーム脳というトンデモ理論もありましたね。

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『セブン-イレブン 店舗2階に保育園、人手不足解消狙う』(記事)

(出典:Frameillust

TBSニュースの記事です。

コンビニ業界で人手不足が深刻となる中、最大手の「セブン-イレブン・ジャパン」は、子育て中の女性などの雇用を増やそうと、店舗の2階に保育園を設置しました。

29日、セブン-イレブンが公開したのは、店舗の2階に併設した保育施設で、0歳から2歳の子どもが対象です。定員は30人で、従業員の子どもだけでなく、地域の子どもも受け入れます。コンビニ大手が店舗に保育施設を併設するのは初めてで、子育て世代が働きやすい環境を整えることで、人手不足の解消にもつなげたい考えです。

「入れるなら入れたい。近所の保育園は全部当たっても無理で」(育休中の社員)

この保育施設は広島県でも同時に開園することになっていて、セブン-イレブンは「状況を見ながら、今後、全国の店舗に取り組みを広げていきたい」としています。

保育園併設の施設というのは最近増えていますね。薄給でも、保育料込みで子供の近くで働けるというのは母親にとって大きなメリットです。ただ、発達障害の子供の受け入れなどは難しそうですね。

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『【海外発!Breaking News】叫ぶ自閉症の息子に「うるさい」と匿名の手紙 母親の反論に賛否の声(英)』(記事)

(出典:GATAG)

Techinsightの記事です。

自閉症の子を持つ親は、周囲の理解が得られないことが多々ある。このほど英グロスタシャー州で、自閉症の息子を持つ母親が匿名の近隣住民から手紙で非難を受けるという出来事が起こり、『The Sun』『Gloucestershire Live』『Mirror』など複数メディアで報じられた。母親はショックを受けながらもFacebookで反論したが、このニュースを知った人々からは賛否両論の声が寄せられている。

グロスタシャー州バークリーに住む2児の母ジェシカ・グリーンさん(27歳)は、自閉症スペクトラムの息子ヘンリー君(3歳)に対して苦情が綴られた手紙を受け取りショックと怒りを感じた

ヘンリー君は言葉を発することができず、音を立てたり悲鳴をあげることでコミュニケーションを取っている。自宅庭でよく遊んでいるというヘンリー君だが、楽しくなるとつい叫んでしまうことが近隣住民を不快にさせたのだろう。その匿名の手紙には、このように記されてあったという。

「家の外で連続して叫び声をあげる子供の責任は、親が持つべきではないのでしょうか。私たち住民はあなたの子供の悲鳴にうんざりして我慢の限界です。あなたの子供のことはみんなが噂していて、親が育児放棄しているのではと言う人もいますよ。何もせずに四六時中子供を叫ばせるなんて尋常ではないし、自分勝手です。通りを隔ててあなたの子供の金切り声が聞こえてきたら、住民は庭で寛いでいられませんよ。去年は何も言わずに我慢していました。今年は子供も少しは成長するだろうと思っていましたが、一日中悲鳴をあげて、ますます酷くなっているじゃないですか。これは反社会的行為です。住民の迷惑を考えて何らかの対応をしてください。さもなければ協議会に報告し、児童福祉サービスにも通報せざるを得なくなります。」

この手紙を読んだジェシカさんは、Facebookでこのように反論した。

「とても腹立たしいです。まず、子供の悲鳴が聞こえたのなら『大丈夫か』と尋ねるぐらいの礼儀があって当然でしょう。だいたいグループ的な書き方をしていますが、特定の人だと思います。誰が書いたのかは想像つきますが、書面ではなく直接私に苦情を言えないなんて臆病者ですよ。未だに自閉症や特別なサポートを必要としている子供のことを理解していない人がいるなんて残念でなりません。手紙の主は自閉症のことをもっと良く知るべきですし、世間にももっと理解してもらいたいと思います。ヘンリーは、いろんな意味でごく普通の子です。トランポリンやサッカーもするし、外で遊ぶのが大好きなんです。確かに叫んだりしますが、もともとハッピーな子なんです。この手紙のことを協議会や警察にも話しました。私たちは育児放棄なんかしていません。夜遅くに何時間も庭に出させているわけじゃないし、もし去年から近所で問題視されていたのであれば、これまでに何か言ってきているはずでしょう。近所の人たちはみんな私のことを擁護してくれています。7歳になる弟思いの娘は、手紙のことを知り涙ぐんでいました。自閉症の子を持つことはとてもハードですが、こんな嫌がらせの手紙をもらうと余計に辛くなります。」

このニュースを知った人からは、「自閉症がどういうものか理解していない愚か者が多すぎる。『叫ぶな』と言っても障がいを持つ子供は理解できない子も多いのに」「障がい児を攻撃するなんて恥知らずの住民だ」「手紙の主、子供が自閉症だってこと知らないんじゃないかな」「住民は手紙じゃなく直接苦情を言うべきだし、この母親もすぐにSNSに投稿するのは良くない。双方が間違っているよ」「住民の苦情は理解できる。誰だって一日中悲鳴を聞かせられたくないし、平和を保つ権利だってあるよ」「双方の言い分があると思う。でも親も叫び続ける息子への対処法はやっぱりあるんじゃないかな」といった声が寄せられている。

自閉症スペクトラム障害だから泣いても仕方がないと考えるのは残念なことです。よくあることですが、現在できないことを発達障害のせいにするのです。発達障害だからできないのではなく、現時点でできないから発達障害と診断されるだけなのですから、泣いている現状をよくしていく働きかけが必要です。

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『「大人の発達障害」への無理解がパワハラ事件の一因になっている』(記事)

(出典:PhotoAC

 

ダイヤモンドオンラインの記事です。

企業のパワハラ問題が増えているようです。その中でも、一生懸命仕事をしているのにミスが多い、相手の説明が理解できない、相手の目を見て話せないなど、発達障害が疑われる社員、あるいはその直属の上司からの相談も少なくありません。そこで、今回は私がこれまで相談を受けてきた中で、印象に残った発達障害と疑われる社員のパワハラ事件を取り上げます。(産業カウンセラー 松岡 翠)

(中略)

電話でAさんの話を聞くと、メールの時と少しばかり違う印象です。

Aさん「課長が、職場のエアコンの温度設定について、クレームを言うんです」
松岡「誰に言うんですか?」
Aさん「私に…」
松岡「温度設定についてのクレームをAさんに言うんですね」
Aさん「あっ、はい。私ばかりにです」
松岡「Aさんばかりに?他の人には言わないんですか?」

こんな具合です。メールでは実に流暢な文章だったのに、電話での会話となると、そうではありません。彼の言いたいことを理解するには、かなり丁寧なやりとりが必要になります。Aさんのペースに合わせて傾聴していくと、課長から「Aくんは、人の話をきちんと聞かない」と度々言われる、という話に行きつきました。

課長が言うには、「相手の目を見て、話をしない。話を聞かない」のだそうです。数日前も会議室に連れていかれ、課長と2人きりで小一時間も「目を見て話せ」と説教されたそうです。しかしAさんは、相手の目を見て会話することができないし、そうしようと頑張ると呼吸が苦しくなって、せき込んでしまい、倒れそうになってしまうのだそうです。

(中略)

“発達障害”――そんな言葉が私の頭をよぎりました。発達障害は、脳機能に偏りがあることで引き起こされる生まれつきの病気のことで、自閉症(高機能自閉症を含む)、ADHD(注意欠如多動性障害)、LD(学習障害)などがあり、アスペルガー症候群も発達障害と呼ばれる病気の一つです(*)。

また、NHKスペシャル「発達障害~解明される未知の世界~」(2017年5月21日放送) のホームページには、「生まれつき、独特の『世界の見え方・聞こえ方』をしているケースが多いことがわかってきた」とあります。

私もこのNHKの番組を観ましたが、健常者には何の変哲もなく見えているものが、とても眩しく見えたり、ストレスなく聴き取れる人の話し声が、多くの雑音に紛れて聴き取ることが困難だそうで、発達障害の人の見え方、聞こえ方を映像と音声で再現しています。

おそらくAさんの「目を見て、話すことができません。辛いです」もこれだったのでしょう。他にも、私と電話で話をした時もそうだったように、口頭で話を上手く伝えられないなどということもあるでしょう。それが原因となって、職場内で「言った言わない」「聞いた聞かない」などの、トラブルが発生することも想像できます。

こうした特性について知識のないB課長は、「話をする時に相手の目を見るのは、社会人のマナーの基本」と、普通なら当然の指導をしました。しかしAさんにとって、その指導は耐え難いものだったということです。

ちなみに、Aさんに「私とのやりとりは、電話とメールのどちらがよいですか?」と質問したところ、Aさんは「メールの方がよい」と答えました。Aさんの場合、会話よりも文字の方がコミュニケーションがとりやすい、ということでしょう。

最近、このような、発達障害の傾向を感じさせる相談が増えています。被害を訴える人に、あるいは、加害者とされる人に発達障害が疑われる、というケースです。

そして、B課長のような立場からすると、お互いの意思疎通が上手くいかないのは、コミュニケーション不足が原因とばかりに、従来と同じ手法でコミュニケーションをより多くとろうとする方向に進みます。Aさんのような人にとっては今までだってコミュニケーションに苦痛を伴っていたのに、それがさらに多くなるのですから、耐え難いものになり、ハラスメントという訴えに至ってしまいます。

「コミュニケーションが上手くいかないのは、それが不足しているのではなく、コミュニケーションの方法が合っていないのだ」と私は考えます。ですから、コミュニケーションの方法を相手に合わせて柔軟に変えてみる、そこに、このようなハラスメント被害をなくしていくヒントがあると思います。

本ケースでは、Aさんに少しばかり“うつ”を疑わせるような症状が見られたことと、発達障害も気になったため、会社はAさんにメンタルクリニックを受診してもらったそうです。B課長には上司である部長も同席のもと、人事部長より今回のAさんからの訴えについて説明し、Aさんの場合は、口頭よりメールなどの文字ツールでコミュニケーションをとりながら、長所を伸ばすようなマネジメントをしてほしい旨、指導したとの報告がありました。

加えて、最近、同社ではAさん以外にもこのような相談が増えていることから、近々全管理職に向けて、発達障害の傾向を持つ部下指導について、正しい理解を促す研修会を実施する予定とのことです。

(後略)

「発達障害だから」というと一方的な配慮を求めることが否めませんが、「私はこういう傾向なのでこう対応してくれると助かります」等自分で申告することや、自身で環境を変えること等は必要なことだと感じます。

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世界一受けたい授業「大人の発達障害」(テレビ)

(出典:GATAG)

世界一受けたい授業で大人の発達障害が取り上げられていました。ある程度発達障害のステレオタイプな特徴があげられていたのは、テレビ的にはしょうがないかなと思いました。

発達障害の問題に対する対策が説明されていることが素晴らしいと思いました。あげられていた対処方法は以下の通りです。

①ラベルを使用する

なくしものがなくなるように、分類をラベルによって行う。

②確認事項は口頭で確認するだけではなく、メールする

口頭では確認できないため、メールして内容を伝える。

②に関しては「聞いていない」という逃げ道を絶つのでちゃんと覚えるようになる気がします。

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『発達障害児向け教室の10%で極端な偏食』(記事)

(出典:子供と動物のイラスト屋さん

教育新聞の記事です。

発達障害等の児童生徒のうち、食に注意の必要な児童生徒の課題として最も多いのは「食物アレルギー」、次いで「極端な偏食」であるのが、田部絢子大阪体育大学准教授と、共同研究者の高橋智東京学芸大学教授の調査で、このほど分かった。

調査は、都内の通級指導学級(情緒障害など)、特別支援学級(自閉症・情緒障害)を有する小・中学校と、知的障害特別支援学校の管理栄養士、栄養士、栄養教諭を対象に、平成27年12月から28年5月にかけて実施。小学校74校、中学校44校、特別支援学校10校の計128校、135人から有効回答を得た。

発達障害等の児童生徒のうち、食に関する注意の必要な児童生徒は71校(60.7%)に在籍。

課題として最も多かったのは「食物アレルギー」65.0%、次いで「極端な偏食」10.0%だった。

生活習慣や身体状況に関する心配な点を校種別にみると、小学校は「偏食」「感覚過敏」、中学校では「偏食」「欠食(朝食欠食など)」、特別支援学校では「偏食」「肥満」「睡眠不足・睡眠リズムの乱れ」が多かった。

食に関する困難を有する発達障害等の児童生徒の状況は、「箸の使い方が下手」61.0%、「自分が予想していた味と違う味だと食べられない」44.2%、「味が混ざるのが嫌なので、おかずをすべて食べてから、ご飯に移る食べ方をしてしまう」39.0%、「においの強い食品は食べられない」35.1%。

学校給食に関する発達障害等の児童生徒への指導・支援については、安全・衛生面、人員不足、場所不足、管理職の許可が必要な項目などで、「実施できない」「たぶん実施できない」と回答する傾向があり、児童生徒に何らかの困難・ニーズがあったとしても、学校や教員の方針で対応されない、あるいはできない状況にあるのも明らかになった。

「食の困難」への支援体制については、職員会議や日常の職員室などで、学校栄養職員と教職員間で相談、情報の共有・交換・助言が行えているのは、全体の4割強。必要と考えられる情報は、「食物等アレルギー疾患」「食支援の必要な障害」が上位だった。

田部准教授と高橋教授はこの調査結果を、「発達障害児者の『食』の困難・ニーズと支援に関する調査研究報告書―第2報―」としてまとめている。

こうしてみると偏食というのは日常的な問題であることがわかります。年齢別の問題としては述べられていないのは残念ですが、おそらく極端な偏食は年齢があがったら自然に改善するといった生易しいものではないのです。

 

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発達障害における経過観察の功罪

(出典:かわいいフリー素材集いらすとや

乳幼児期における発達障害児に対して経過観察を行うことのメリット、デメリットは何でしょうか。

メリットとしては、経過観察中に子供が発達することです。これにより、問題が解決します。また、特に新しい方法を取り入れる必要がないこともメリットの一つです。

一方、経過観察を行うとより発達の遅れが目立つ、問題行動が悪化することがあります。一番の問題点は経過観察中に何も行わないことで介入が遅れ、療育効果が薄れます。

このデメリットは、効果的な早期介入方法が受けられる状態にあれば生じるものなのですが…。全国でABAによるサービスが受けられたらいいですね。

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