応用行動分析学」タグアーカイブ

『「認知症を共に考える」 東北文化学園大学開催』(記事)

(出典:photoAC

けあニュースの記事です。

認知症対策プロジェクト 8月27日、仙台で実施

東北文化学園大学が、8月27日に認知症対策プロジェクト「認知症を共に考える」を仙台で開催する。認知症の理解と対応への知識を学び、考える講演、パネルディスカッションを実施。

プログラム内容

講演は荒井啓行 東北大学教授(日本認知症学会理事/日本認知症予防会理事/日本老年医学会理事・東北支部長等)による「認知症医療最前線~現状と今後の課題~」を行う。

パネルディスカッションは「認知症の予防そして治療へ」。高木大輔准教授の「作業バランスからみた予防の可能性」、北川公路准教授の「応用行動分析学を通してケアを考える」、津田丈秀教授の「アロマ療法を応用した治療の開発」を実施。

高齢化が進み、認知症対策が大きな課題となっている。認知症の人の意思が尊重され、よい環境でできる限り長く、住み慣れた地域で自分らしく生活できるように、共に考え学ぶプログラムである。

開催概要

同プロジェクトは、8月27日(日)14:00~16:30、仙台市シルバーセンター(宮城県仙台市青葉区花京院1丁目3-3-2)で開催。定員80人(先着順)、参加費無料。参加希望者は、ハガキ、FAX、メールのいずれかで、東北文化学園大学 地域連携センターへ申し込む。

「応用行動分析学を通してケアを考える」が非常に気になります。ですが、仙台なので参加は難しそうです。

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『「認知行動療法」の考え方を取り入れると、子育てが楽になる!』(記事)

(出典:GATAG)

ベネッセ教育情報サイトの記事です。

子育てに不安やストレスを感じたとき、すぐに気持ちを切り替えられるといいのですが、そうすることが難しく、ネガティブな気持ちになってしまうことがあります。そうなると、前向きな気持ちで育児ができず、ますます不安やストレスが大きくなるという悪循環に陥ってしまうかもしれません。

私の専門である「認知行動療法」は、うつ病や不安症の治療に用いられる心理療法ですが、その考え方は育児にも応用でき、子育て中の保護者のかた向けに研修会も実施しています。育児にどう役立つかというと、子どもや保護者のかたの思考や行動の選択肢を増やし、より良い結果につながる思考や行動のパターンに気づくことで、望ましい結果につながる経験を増やしていくことができるのです。特に、冒頭で述べたようにマイナス思考に陥りやすい保護者のかたは有益なヒントを得られるに違いありません。

ここで認知行動療法の基本的な考え方を説明しましょう。普通、人は、自分の行動を「自分で決めている」と思っていますよね。ところが、実は、自分の意思だけではなく、さまざまな「きっかけ」の影響を受けて行動は選択されています。そこで、「きっかけ」を変えることで、望ましい行動を増やしていこうというのが、認知行動療法の考え方のひとつになっています。

少し具体的に説明しましょう。子どもがおもちゃ屋さんの前で、「あれを買って!」と駄々をこねているシーンを思い浮かべてください。保護者のかたはなだめますが、結局、根負けして買ってしまいました。この流れを【きっかけ】【行動】【結果】という3つの枠組みで捉えてみます。

【きっかけ】おもちゃ屋さんの前を通った
【行動】大声で叫んだ
【結果】買ってもらえた

泣き叫ぶ子どもをなだめるのは、かなり大変です。それよりも、【きっかけ】を取り除くことで、その行動を起こりにくくするほうが簡単です。例えば、「おもちゃ屋さんの前を通らない」「あらかじめベビーカーにお気に入りのぬいぐるみをつけておく」などが、きっかけを変える方法として考えられます。そうすることで、【行動】が変わるわけです。

また、根負けして買い与えた場合、今後、子どもは同じような場面で駄々をこねるようになりかねませんから、あまりよい対応とは言えません。しかし、望ましくない行動が起こってしまったあとでも、【結果】に対して保護者のかたの対応を変えれば、次回の行動が変わるかもしれません。例えば、叫び疲れるなどして、子どもが落ち着いた瞬間、「がまんできたね! えらかったね~」などと褒め、「がまんするといいことがあるぞ」と子ども自身に気づかせる対応が考えられるでしょう。

以上は、【きっかけ】や【結果】を操作し、「望ましくない行動」を減らした例です。同じようにして「望ましい行動」を増やすことが可能です。

例えば、子どもがなかなか勉強しない場合、普段、どのような状況になると勉強に向かいやすくなるかを振り返ってください。そして勉強という【行動】につながる【きっかけ】を意図的につくります。

・弟とつい遊んでしまって勉強に身が入らない
⇒弟がお風呂に入っているときに勉強を促してみる

・保護者のかたが隣に座ってわからない箇所を教えると喜ぶ
⇒「今なら勉強を教えてあげるよ」と声をかける

さらに、勉強したという【行動】に対し、「やってよかった」と思えることを提示します。例えば、たくさん褒めることなどが考えられるでしょう。褒めるという行動は、「それでいいんだよ」「その調子!」「ちゃんと見てるよ」などと、さまざまなメッセージを含んでいます。このようにして望ましい行動を増やすことで、自然と望ましくない行動は減っていきます。

支援方法をどうこう言うつもりはありませんが、これは行動分析の基礎である三項随伴性(ABC分析)を使用しただけで認知行動療法のスキルは使用されていません。認知行動療法は行動療法(ABA)と一緒の扱いを受けることがありますが、全くの別物と考えたほうがよいです。

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『あさイチ、ほめて伸ばす!子供の発達障害』の感想

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(出典:かわいいフリー素材集いらすとや

今朝のあさイチを先ほど、視聴しました。療育の初期、中期、後期に分けて説明されていたので大変わかりやすかったです。

心に残った部分をいくつか…

  1. 発語までのプロセスについて
    無発語の子供の発語プロセスとしてこのように説明されていました。『あさイチ』での無発語幼児の発語までのスキルあくまで、方法の違いですが、私はこのように感じます。
    『あさイチ』での無発語幼児の発語までの段階に対する意見
    物の名前が分かる(受容言語)や動作の真似(動作模倣)は必ずしも発語に直結したスキルではないので、発語を教えるにあたっては特に一緒に教える必要はないと思います。また、自発的に使用することを教えなければ真似はできるけど自分からは使えないというスキルになりがちです。
    坂本が考える会話までのステップ
    あくまで自分から適切に使うためには要求(マンド)場面を使用して自発的にコミュニケーションを教える必要があります。映像はこちらです。
  2. ほめることに対して
    ほめることは決して誰に対しても万能に効くことではありません。ですがテレビの演出上、ほめることを中心に使用していることを説明したほうがABAを受け入れやすいと思うのです。
    番組では取り上げられませんでしたが、癇癪の消し方にはほめることは使用できません。ABAはほめるだけで行動を形成するわけでありません。
  3. 「社会には支援級は存在しない」
    これは療育後期にあたる小学校以上の子供の保護者の方が言っていたことです。おそらく、「社会では支援級のように手厚いサポートは受けられないから、社会で生きているように練習が必要」ということを言いたかったのだと思います。
    絵カード等の支援が就職先でも使用されるのであれば問題ないのですが、そのような職場は限られると思います。将来にわたって苦労しないために、今訓練することが必要だと考える必要があります。
  4. 診断名について
    平岩幹男先生が「自閉症スペクトラム障害の診断名をつけて親を絶望させることが目的ではなく、何をすればよいかを説明することが大事」とおっしゃっていました。全くその通りだと思います。診断名は重要ではなく、現在の問題行動の改善に注目するべきです。

この放送があってからブログのアクセスが過去最高を更新しました。このようにABAを知られる機会があることは素晴らしいですね。

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ABAI、参加してきました

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さっき、京都から帰ってきました。

色々と刺激を受けたのでまたブログでも取り上げていきます。

英語のリスニングのいい機会にもなりました。一番わかりづからったのが日本人発表者の英語だったというオチ。

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8月29日放送の世界一受けたい授業(警察犬訓練士)

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(写真引用:GATAG

世界一受けたい授業で警察犬訓練士のことが取り上げられていました

訓練士として松尾晴美先生が取り上げられていました。東京と長崎で犬の訓練教室を実施しておられるようです。

この中で訓練に対するご褒美についてこのように説明していました。

「訓練を遊びだと思わせて正解すると楽しいこと(ボール遊び)が待っていると言い聞かせる」

「でも毎回はボール遊びをやらない」

「いつもやるとボール遊びを目的に仕事を適当に終わらせる癖がつく」

「できた時にほめる、それが一番のご褒美」

これは安易に好子を使いすぎないことで好子の飽和化を防ぐことを説明しています。連続強化ではなく、部分強化することで適切な行動を伸ばしていく、これは大変重要なことです。

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好子の種類まとめ

好子の種類まとめは以下の通りです。

好子の種類まとめ

  1. 無条件性好子
    食餌性好子
    感覚性好子
  2. 条件性好子
    具体物好子
    活動性好子
    般性条件性好子
    社会的好子
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じゃがりこ

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じゃがりこ食餌性好子としてよく使用されます。種類はチーズ、サラダ、じゃがバター、たらこバターの4種類があります。じゃがりこの特徴は以下の通りです。

じゃがりこ

 

  1. 食べ終わるまでの時間の短さ
    ふつうです。
  2. 手でのあげやすさ
    棒状なので渡しやすいです。ただ油がつきます。
  3. 細かくしやすさ
    半分に折るのは全く問題がありませんが、それ以上に細かくする場合は縦に割れてしまうことがあるため注意が必要です。
    こちらが半分に折った状態
    2015-09-04 20-57-13
    こちらが4つに折った状態です。2015-09-04 20-57-47
    好子の大きさとしては4つ折りぐらいがちょうどよい大きさです。
  4. 携帯性
    ジッパーが着いているようなケースではないのでさほどよくはありません。
  5. 開封してからの保存性
    すぐにしっけてしまうため、よくありません。
  6. 耐熱性
    夏場でも問題なく使用できます。

しっけやすいということを除けば、とても使用しやすい好子で、子供も好きなことが多いです。

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エクスポージャー+フラッディングと従来の方法との比較

エクスポージャー+フラッディングと従来の方法を比較した表は以下の通りです。

苦手なことを克服する新しい方法の比較

 

 

系統的脱感作については私は実施したことがないため、想像で書いています。比較するとエクスポージャー+フラッディングは大きな短所がないことが長所であることがわかります。

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偏食に対するエクスポージャー+フラッディングの応用例

偏食に対するエクスポージャー+フラッディングの応用例を載せます。

エクスポージャー+フラッディングによる偏食の改善手順

このように段々と段階をあげていくことで偏食を改善していきます。それぞれの段階は素早く子供が自ら食べ物を食べられるようになったら次の段階に進みます。

 

 

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エクスポージャー+フラッディングの手続きまとめ

エクスポージャー+フラッディングの手続きは以下の通りです。

エクスポージャー+フラッディングの手順

  1. 苦手なことをスモールステップに分ける
  2. スモールステップに分けた行動を実践させる
  3. プロンプトフェイディングの実施
    苦手なことのレベルを上げる
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エクスポージャー+フラッディングの注意点②(スモールステップを使用しない場合)

エクスポージャー+フラッディングで、スモールステップを使用しない場合は以下の通りです。

エクスポージャー+フラッディングでスモールステップを使用しない場合

これらのことは嫌いなことへのレベルがさほど高くない、もしくは即座に解決が必要なためスモールステップを使用する余裕がないためスモールステップを使用せずに解決を目指します。例えば、注射が苦手な子供の場合は家で泣く等の抵抗がなくなるまで注射の手順を繰り返します(もちろん実際に注射針を刺すことはできませんが、とがったものを肌に当てるといったことをして体験させます)。これにより病院で実際に注射を受ける時の抵抗を減らせます。

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エクスポージャー+フラッディングの注意点①(スモールステップを使用する場合)

エクスポージャー+フラッディングでは、スモールステップを使用する場合と使用しない場合があります。まず、スモールステップを使用する場合は以下の通りです。

エクスポージャー+フラッディングでスモールステップを使用する場合

これらのことはスモールステップを使用しないと子供への負担が大きくなってしまうため、必ず使用します。

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ESDMのチェックリストの分野②(表出言語領域レベル1)

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ESDMのチェックリスト分野1つ目は表出言語領域(Expressive Communication)です。

レベル1は以下の通りです。

  1. 目的をもって欲しい物に対して手を伸ばす
  2. 目的をもって声を出す(要求時に発語をする)
  3. 大人に物を渡すことによって助けを求める
  4. 相手と交互に声を出す
  5. 他者が差し出した物に対して押し返すことで拒否する
  6. 欲しい物を指さすことにより要求する
  7. 大人が欲しい物を持っていたり、子供が取ることを邪魔した場合、大人とアイコンタクトする
  8. 2つの物の中から欲しいものを指さす
  9. 物を凝視しながら声を出して要求する
  10. 離れたところから欲しい物を指さしして要求する
  11. 離れたところから2つの物の中から欲しいものを指さす
  12. (子音+母音)+(子音+母音)の反復する音の喃語を話す(意味のある言葉に似ていなくてもよい)
  13. 自発的発語により5音以上の子音を話す
  14. (子音+母音)+(子音+母音)の異なる組み合わせの喃語を連続して話す(多様な喃語と呼ばれる→variegated babbling)

14の例はYouTubeにありました。

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フォーブス『社会の役に立つ職業』ベスト4位応用行動分析(ABA)セラピスト!!

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日本語版はこちら、原文はこちらです。

フォーブスが「高給かつ社会の役に立つ仕事」として400職種以上の労働者に対して自分の仕事が社会の役に立っていると思うかと質問をしました。その上で給料等の収入(ストックオプションや定年後のに対する自分の仕事への満足度を調べました。

結果、ABAセラピストは社会的価値があるとする者が94%と小学校校長、介護管理職と並び4位タイでした。これは自分の仕事についての報告なのであくまで自己満足である可能性も高いですが(笑)

ABAセラピストはトップ10で一番低い年収$26,600(約320万)にも関わらず、ランクインしているのは自分の仕事にプライドを持ってしている方が多いのが原因でしょうか。アメリカは公費でABAセラピーができることが多いので、公的施設で働いているABAセラピストが多く、結果として給料が安いのではないかと推測します。

驚くべきは、ABAセラピストの男女構成比です。個別のページを参照すると、男性9%、女性91%だそうです。日本もフリーのABAセラピストはこれぐらいの感じかもしれませんね。9%の人間として頑張っていきます。

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トークンとはー解説動画

トークンについて解説した動画をYouTubeにアップしました。

資料はこちらです。質問、問い合わせはhttp://abahaffy.com/?page_id=112にお願いします。

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