アイコンタクト」タグアーカイブ

『広告効果測定から自閉症の診断まで―、アイトラッキングテクノロジーの可能性』(記事)

(出典:GATAG)

TechCrunch Japanの記事です。

…「アイトラッキングを神経発達症の診断、さらには治療に使っていこうという考えが広まってきています」とバイオメトリクス関連の調査会社iMotionsでサイエンスエディターを務めるBryn Farnsworthは話す。「例えば、赤ん坊は一般的に、人の顔が大きく映ったソーシャルな要素のある画像を好む傾向にあります」

彼によれば、将来的に自閉症になる可能性の高い赤ん坊は、幾何学的図形が中心の画像を好む傾向にある一方、ウィリアムズ症候群の子どもの状況は全く逆で、通常よりもソーシャルな画像を好む傾向にある。

つまり、「目の動きを解析することで、神経発達症の初期段階での診断が可能になるかもしれない」とFarnsworthは言う。

カリフォルニア大学サンディエゴ校の生徒が発表した研究では、目の動きは年齢や発達レベルに関係なく計測することができるため、アイトラッキングテクノロジーが自閉症の初期症状を見つけるための客観的な手法になり得るとされている。

iMotionsのような企業は、効率的かつ正確に患者の状態を判断・理解するため、研究者がアイトラッキングデバイスを通じてデータを収集するサポートを行っている。

RightEyeという企業は、アイトラッキングテクノロジーを使って、単純な脳震とうからアルツハイマーや失読症まで、内科医がさまざまな疾患の検査をする際や、その兆候を見つける際のサポートをするとともに、自閉症の子どもの治療にも助力している。…

以前から目線を追うソフトや自動的に目を合わせてくれるロボット等はありました。ですが、研究レベルでまだ実践的に使用されているものは知りません。実用的な装置が使えるようになればいいですね。

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自発的な挨拶とは

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(出典:子供と動物のイラスト屋さん

私は自発的な挨拶を子供に教えることを重視してきました。なぜなら必須の社会スキルだからです。

最近、気づいたのですが私の教えた子供はセラピーでは自分から挨拶をしてくれるものの、保育園での行動観察等のセラピー場面以外であった時は挨拶をしてくれないのです。

理由は単純で私が子供の顔を見ることで子供が挨拶するということを教えていました。つまり、私が子供を見つめることが挨拶のプロンプトとして機能してしまっていたのです。

自発挨拶は知っている人がいたら自分から挨拶をすることです。よって自発的挨拶を以下のようなステップに変更しました。

  1. まずは大人が見つめたら自発的に挨拶ができるようにする
  2. 他者が促し(「先生に挨拶してきて」等)、セラピストと自発的に挨拶する(セラピストは子供から目をそらしておき、挨拶されたら子供の顔を見る)
  3. 他者が間接的に促して(「何かしないといけないんじゃないの?」等)、セラピストと自発的に挨拶する(セラピストは子供から目をそらしておき、挨拶されたら子供の顔を見る)
  4. 子供がセラピストに自発的に挨拶する(セラピストは子供から目をそらしておき、挨拶されたら子供の顔を見る)

これができたらどんな場所でも子供が自分から知っている人に挨拶できるようになるはずです。

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赤ちゃんの自閉症検査(アイコンタクト)動画

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(出典:PATAKUSO

定型発達している乳児の場合、大人と自然にアイコンタクトするという習性があります。映像はこちらです。

生後30日の段階で難しい理由は

  • 不随意運動が出現しているため顔を向けることが難しい
  • 視力が発達していないため、視線をとらえられていない

ということが考えられます。ですが、生後60日以降になるとしっかりと大人の目を追えているのがわかると思います。これができないと自閉症スペクトラム障害の診断がつくというわけではありませんが、一つの目安にはよいと思います。

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クレーン現象の消し方

クレーン現象要求(マンド)として機能しているため、クレーン現象を消しつつ適切行動を教えないと消すことが難しいです。

方法は代替行動分化強化が使用されます。クレーン現象を消す方法

このように、クレーン現象単体で出現しても要求に応じず、適切なアイコンタクトが出現したら要求に応じます。これは

  1. 自発的なアイコンタクト
  2. 自発的なアイコンタクト+自発発語
  3. 自発的なアイコンタクト+適切な音声マンド

の段階で進めていきます。実際にクレーン現象が適切に変わった映像は以下の通りです。

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クレーン現象は問題になるのか?

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(画像引用:CCライブラリー

クレーン現象を消そうとする前に、そもそもクレーン現象が問題のある行動なのかを考える必要があります。クレーン現象は前述の通り、定型発達時でも出現します。発達に遅れがある子供の場合、クレーン現象は以下の点が問題です。

発達の遅れがある子供のクレーン現象における問題点

このように、クレーン現象は他者に迷惑をかけるというよりは適切な学習場面が阻害されるという意味でなくしていく必要があります。

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問題となるクレーン現象、問題ないクレーン現象の比較

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(画像引用:GATAG

セラピーを受けられている保護者の方が動画をあげてくださりました。

以前も説明しましたが、クレーン現象は問題となる場合と問題ない場合があります。動画で確認してください。

最初のうちは相手とアイコンタクトをせずにクレーン現象で要求していますが、次の動画ではアイコンタクトで相手に要求しつつ、手を引っ張っていっているのがわかります。このように、相手のことを意識しながら行うクレーン現象は定型発達児でも行うことが多いです。まだここで発語はなかったとしても言語によるコミュニケーションを教えていくことができます。

このようにクレーン現象が出ていてもアイコンタクトができていれば今後有効なコミュニケーションを音声模倣等で教えていくことが可能となるのでクレーン行動が出てもさほど気にする必要はありません。

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共同注意の段階

ABAIで説明がありました。

共同注意の段階は以下の通りとされています。

共同注意の段階

このように二項関係ができあがってから徐々に三項関係に移行していくと考えられています。

 

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自発的挨拶を教える②(正しい挨拶を音声模倣させる)

子供が自ら大人に対してアイコンタクトをし発語することを覚えたら、正しい挨拶を音声模倣させます。

正しい挨拶は子供の音声模倣スキルにより異なります。「おはよう」「こんにちは」と音声模倣できる子供にはその通りに言わせますが、能力的に難しい場合は難易度を下げます。以下が例です。

音声模倣のレベル別挨拶の例

以上のように一人ひとりにあったレベルで挨拶の言語行動を教えていきます。

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自発的挨拶を教える方法まとめ

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(画像引用:GATAG

自発的挨拶を教える方法は以下の通りです。

  1. アイコンタクトをして発語をすることを教える
  2. 正しい挨拶を音声模倣させる
  3. 正しい挨拶を覚えさせる
  4. 毎日実施する場面を作る

 

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自発的挨拶を教える①(アイコンタクトをして発語をすることを教える)

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(写真引用:GATAG

自発的挨拶の最初のステップは自発的にアイコンタクトをして発語をすることを教えることです。

あくまで、自分から指示されなくても他者に挨拶することを目指します。この段階をクリアするには要求場面で自発的にアイコンタクト+発語で要求できることが必要です(自発マンド)。

 

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好子なしのDTTの方法②(名前を呼ばれたら大人に近づくことを教える)

好子なしのDTTの方法二つ目は名前を呼ばれたら大人に近づくことを教えることです。以下の手順で教えます。

呼ばれたら大人に近寄ることを教える方法

  1. 大人が子供の名前を呼ぶ
  2. 名前を呼ばれたら大人に近づくことを教える
  3. 子供が大人に自発的にアイコンタクトし言語を発することを教える

詳細はそれぞれのページを確認してください。

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好子なしのDTTで事前に修得させておくスキル①(要求場面での自発的アイコンタクト)

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好子なしのDTTで事前に修得させておくスキルの一つ目は要求場面での自発的アイコンタクトです。

これを習得させておかないと泣く、大声をあげる、暴れるという行動が出るだけでいつまでたっても適切行動が出現しません。

よってまずは、他者とアイコンタクトをするスキルを向上させておきます。

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自発マンド、DTT、PRTの欠点④(コミュニケーション以外の能力が育成しにくい)

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自発マンドDTTPRTのトレーニングの欠点4つめはコミュニケーション以外の能力が育成しにくいことです。

コミュニケーション以外の課題の実際

このように言語によるコミュニケーションが指導の中心となってしまうため、手先の課題、概念学習といったスキルを身に付けることが難しいです。

 

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自閉症スペクトラム障害の苦手なアイコンタクト②(同意を求めるアイコンタクト)

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自閉症スペクトラム障害の苦手なアイコンタクトの2つ目は同意を求めるアイコンタクトです。

楽しいことが合ったりする時に相手の反応を見ます。例えば以下が例です。

この動画で子供はアニメを見ている時に笑いながら大人の顔を参照します。これは「これ楽しいけど、あなたはどうですか?」といった機能を持っています。他には描いた絵を「見て」と言って大人に見せてくる行動がこれにあたります。

これは他人からの賞賛や同意を求める非常に高度なアイコンタクトです。要求時のアイコンタクトはトレーニングすれば自閉症スペクトラム障害でもすぐによくなりますが、こちらのアイコンタクトは他人からの賞賛、共感という好子になりづらいことを使用しているため、非常にトレーニングが難しいです。

私も今どうすればこのアイコンタクトが育てられるかを考えています。よい方法をお持ちの方は教えていただけますでしょうか。

 

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言語トレーニングの方法②ー1-1(自発マンドのトレーニング方法の流れまとめ)

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自発マンドは以下の手順でトレーニングします。

自発アイコンタクトのトレーニング
自発アイコンタクト+自発での無意味発語
自発アイコンタクト+自発での無意味発語→DTTで「い」を教える
自発アイコンタクト+自発での発語「い」
自発アイコンタクト+自発での発語「い」→DTTで「だい」を教える
自発アイコンタクト+自発での発語「だい」
自発アイコンタクト+自発での発語「だい」→DTTで「ちょうだい」を教える
自発アイコンタクト+自発での発語「ちょうだい」

具体的な手順はそれぞれのページを参照してください。

 

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