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配慮を求めるだけでよいのか(普通級への所属について)

(出典:かわいいフリー素材集いらすとや


 「息子は、みんなといるだけで楽しいし落ち着きます。パニックは無理やり何かをさせたり、急に体を触られたり、疲れていたりするときです」

 このようなパニックを起こすきっかけや兆候を周囲の人たちが知っていれば、パニックを避けられる可能性があります。

 担任教師からはこんな言葉をかけられたそうです。

 「(長男が)居るのと居ないのとでは、クラスの温かさが違う。お互い刺激し合って成長するもので、気を遣わなくていいですよ」

 登校班で、上級生によるいじめを経験しましたが、クラスの担任教師や同級生らに助けられ、「学校は大好きでいられています」と主婦は話します。


https://withnews.jp/article/f0190412003qq000000000000000W07q10101qq000018982A

 果たして普通級に入れて常に他の子供に気を使ってもらうということが正しいのでしょうか。学校側の配慮(合理的配慮)はされるべきだと思いますが、それはクラスメートに強制する物ではないと思います。

 子供は、行動に遅れがある子供を支援するために学校に通っている訳ではありません。「支援を必要とするクラスメートと関わることでボランティア精神が育まれる」といった意見もありますが、違うと思います。私は、大学時代に多い都市は年間300日近くボランティアをしていました。但し、それは強制されるのではなく自分で参加する形でした。もし大学で常にボランティア活動(ノートテイク等)を求められていたら私はボランティアをしなくなっていたでしょう。

 能力が低い子供が普通級や支援級に入学することは学校に任せきりにすることではありません。その子供も能力や問題行動が少しでも改善するように家庭で働きかけていかなければいつまでも配慮が必要になるでしょう。

 「担任の先生や周りの子供の理解がない」と考えることは簡単です。ですが、社会はそのような場面が多くあります。残念ながら発達障害児にかかわる周囲の環境を常に変えていくことよりも本人が変わっていくほうが今の日本では暮らしやすいです。

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