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家庭内療育で遊びながら教えることは可能か(自閉症療育)

(出典:PhotoAC

 家庭内療育では親がセラピストと同様に機能することが求められます。その中で遊びを通して教えることは可能でしょうか。

 遊びを通して教えることは何度も説明していますが、かなりのスキルが必要です。例えばこちら。

 これはPRTを提唱したKoegelのセラピーですが、子供が途中で癇癪を起こしていることがわかります(0:53~)。つまり、かなりセラピーに習熟した者でも子供の感情をコントロールすることは遊びだけでは難しいということです。

 「最初のセラピーだから」という指摘はあるかもしれませんが、このような激しい反応を見せられるとその時点で親は諦めてしまう可能性もあります。

 遊びで適切な行動を教えていくというのは子供に負担がかからないため理想的ではありますが、子供に負担を掛けないようにすると、簡単でできることに終始してしまう可能性があります。ですから、遊びは遊びで教え適切行動は身についてくれたらラッキーのような考え方でいるほうがよさそうです。

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楽しい遊びを教えるためにもまず学習を(自閉症療育)

(出典:PhotoAC

 自閉症スペクトラム障害等の発達障害児に遊びを教えることは時に難しいです。例えば以下のような症状がある場合です。

  • 子供から他者に自発的に働きかけることがほとんどない(アイコンタクトをしない)
  • 子供がおもちゃを適切に使用せず、手を振る、クルクルと回る、奇声をあげるといった行動を繰り返す(自己刺激行動)。

  このような子供に遊びを教えることは

  • 子供が喜ぶ遊びをさせなければいけない。
  • 子供の行動を制御しなければならない(自己刺激行動を制止するなど)。

と高いスキルが求められます。プロのセラピストや子供との遊びが得意な人では可能かもしれませんが、とても難しいです。こういった場合は、まずコンプライアンススキルを先に向上させることが効果的です。なぜかというとコンプライアンススキルが高い子供は自分が好きな遊びでなかったとしても参加してくれるからです。子供は面白いもので、強制的でも参加した遊びは好きになる可能性が高いです。つまり

  • 好きだからその遊びをするようになるのではなく
  • その遊びに参加したから好きになる

可能性があるということです。まずは、自分が好きではない遊びでも参加できるようなスキルを鍛えてみてはどうでしょうか。

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同年代と遊ばずに年下か年上と遊ぶ子供

(出典:GAHAG

 同年代の子供とは遊ばずに、年下や年上と遊ぶことが多い子供がいます。これはなぜでしょうか。

 実はこれ、コミュニケーションの遅れのサインかもしれません。年下、年上を選ぶ理由は以下が考えられます。

  • 年下と遊ぶ理由は、遊びや発達のレベルが一緒だから
  • 年上や大人と遊ぶ理由は、甘えさせてくれるためわがままを言えるから

ということで、同年代の子供との適切な発達レベルの対等な関わりができないことが可能性としてあります。この場合、

  1. 大人が子供に気を使って遊ぶ
  2. 大人が子供に気を使わずに遊ぶ(子供と遊ぶ時のスキルを教える)
  3. 大人が見ている中、子供と遊ぶ。適切な関わりがわからない場合は大人がプロンプトで教える(ピアトレーニング)

という順番での支援が考えられます。私としては、他児との関わりに興味がある時点でとても良いことだと思います。問題ではあるものの、改善は必ずできることだと考えています。

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家でのブランコ

鉄棒にタオルケットを巻くことで即席のブランコになります。

DSC_01899

 

ゆらゆら揺れるのでとても楽しそうでした。皆さんもぜひ真似してみてください。

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