PRTの言語トレーニング」カテゴリーアーカイブ

自発マンド、DTT、PRTの欠点まとめ

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自発マンド、DTT、PRTの欠点は以下の通りです。

好子を利用する
行動の般化が子供次第
コンプライアンストレーニングが実施しにくい
コミュニケーション以外の能力が育成しにくい
子供の調子に左右される

 

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自発マンド、DTT、PRTの欠点④(コミュニケーション以外の能力が育成しにくい)

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自発マンドDTTPRTのトレーニングの欠点4つめはコミュニケーション以外の能力が育成しにくいことです。

コミュニケーション以外の課題の実際

このように言語によるコミュニケーションが指導の中心となってしまうため、手先の課題、概念学習といったスキルを身に付けることが難しいです。

 

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自発マンド、DTT、PRTの欠点⑤(子供の調子に左右される)

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自発マンドDTTPRTの欠点の5つ目はセラピーが子供の調子に左右されることです。体調不良等の場合は仕方がありませんが、子供が不機嫌な時はセラピーが全くできずに終わることがあります。

ふき子供が不機嫌な時のセラピー

例えば、セラピストが来ているにも関わらず全くセラピーができないということが起こってしまいます。これは費用の無駄です。このように過度に子供の調子に左右されてしまうのは平均してよい療育ができることを阻害してしまいます。

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自発マンド、DTT、PRTの欠点③(コンプライアンストレーニングが実施しにくい)

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自発マンドDTTPRTでの問題点の3つ目はコンプライアンストレーニングが実施しづらいことです。

コンプライアンストレーニングの実際

このようにすべての課題で子供主導になることが多く、コンプライアンストレーニングの実施が難しいです。

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自発マンド、DTT、PRTの欠点②(自己刺激行動をコントロールできない)

自発マンドDTTPRTでは自己刺激行動を制御することを子供に教えません。

自己刺激行動がコントロールできないと起こる問題は以下の通りです。

自己刺激行動の弊害

このように学習に困難が発生するほか、集団場面で他者に迷惑をかけることがあります。

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好子を利用する欠点まとめ

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好子を利用する欠点は以下の通りです。

  1. 行動の習得が好子の効果に左右される
  2. 行動の般化が子供次第

 

 

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好子を利用する欠点②(行動の般化が子供次第)

好子を利用する欠点2つ目は習得した行動のセラピー以外での日常生活場面での般化が必ずしも約束されないことです。自発マンドDTTPRTは基本、物の好子を利用して行動形成していきます。

これは行動が強化されやすくなり(好子による強化)、学習機会を増大させるという役割があるためです(こちらを参照してください)。

ですが、好子を利用して形成した行動はほかの場面で使用するかは子供次第になります。例えば、家で子供を呼んだら親の所に来るという課題が好子を使用して習得したとしても幼稚園や保育園で同じ行動ができるかは子供次第です。

好子を使用したセラピーのメリットデメリット

 

つまり好子があるからできている行動であって、好子がなくなった瞬間にできなくなる可能性があるのです。

好子を使用したセラピーと好子を使用しない場合

このように場面般化人物般化が難しいことが好子を使用していると起こります。

 

 

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好子を利用する欠点①(行動の習得が好子の効果に左右される)

好子を利用する欠点の一つ目は行動の習得が好子の効果に左右されることです強力な好子があるかどうかは子供次第です。

強力な好子がない理由

強力な好子があればよいですが、ない場合はセラピーの効果が著しく落ちます。また、例え強力な好子があってもお菓子やゲーム等はいつかは効果がなくなります(好子の飽和化)。好子が有効ではない場合、セラピーは以下のようになります。

好子を使用することでのデメリット①

このように、学習機会が少なくなり子供のモチベーションも低いため集中力がなくなります。

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PRTの言語トレーニングまとめ

PRTの言語トレーニングの注意点は以下の通りです。

お菓子を使わずに好子による強化をする
飽きない好子を増やす作業をする
まずは子供と遊ぶ
子供の遊びに参加する
楽しい遊びと新しい遊びを組み合わせる
嫌いではない遊びは好きになる可能性がある
同年代の子供がよくする遊びを教える
自発表出言語を強化する
遊びの中でのアイコンタクトは自発性を求めない
PRTでのアイコンタクトは2種類
音声模倣でマンドを言わせる
マンドを音声模倣させる場合は発音にだけ注意する
 音声模倣によるマンドはなぜ発音にこだわるか
すぐマンドを音声模倣させる
指示でアイコンタクトさせないように気を付ける
要求場面で毎回音声模倣させる必要はない
アイコンタクトのみの課題時は適切なマンドを大人が言う
音声模倣させるマンドはレベルを高くする
タクトを音声模倣させる
動作模倣させる
自発的な模倣や発言は発音矯正をせずに強化する
一度遊びを見せてから音声模倣させる
遊びで使用するスキルを教える
拒否のマンドを教える
名前に対する反応を向上させる
曖昧な指示を出す
様々な種類の遊びを教える
新しい遊びを教える場面では課題をしない

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PRTの言語トレーニングの注意点㉗(新しい遊びを教える場面では課題をしない)

ペアリングを使って新しい遊びを教えることと音声模倣や動作模倣を同時に実施するととても難しくなります。無理せず、分けて教えましょう。

つまり

  • 新しい遊びを教える時はペアリングを使用して好きな遊びと一緒に教える→新しい遊びを好きになることを最優先に考える
  • 慣れている遊び(好きな遊び)は動作模倣や音声模倣でマンドを教えていく

と場面を分けて課題を実施していきます。

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PRTの言語トレーニングの注意点㉖(様々な種類の遊びを教える)

体を使った遊びだけでは大人が疲れてしまいます。逆に手先を使った遊びだけでは公園等では遊べません。どちらもできるように遊びを教えていきましょう。

体を使った遊びは
・高い高い
・追いかけっこ
・滑り台
・ブランコ
等です。

手先を使った遊びは
・おままごと
・お絵描き
・ブロック遊び
・はさみ
・粘土
等です。

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PRTの言語トレーニングの注意点㉕(曖昧な指示を出す)

PRTの中で貸し借りといったことができるようになったら発展させましょう。例えば、

子:(おままごとで料理をしている)
大:何か甘い物が食べたいなぁ
子:うーん(迷う)
大:イチゴがのってるやつがいいなぁ
子:どうぞ(ショートケーキを渡す)
大:「どうぞ」!ありがとー!食べたかったんだ

のようなやり取りができると非常に子供らしくなります。最終的にはこういうことができるように目指していきましょう。

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PRTの言語トレーニングの注意点㉔(名前に対する反応を向上させる)

自己刺激行動等の一人遊びが始まってしまった場合は、大人の遊びへの参加が難しくなることがあります。そのような場合、無理して遊びに誘うのではなく、子供の名前を背後から呼び、反応できたらお菓子やボディータッチ等で好子による強化を行いましょう。

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PRTの言語トレーニングの注意点㉓(拒否のマンドを教える)

自発マンドや自発的な挨拶ができる子供に限られますが、拒否のマンドPRTの遊びの中で教えていきます。

方法は簡単で遊んでいる最中に子供の使っているおもちゃを取り上げたり、手を掴んだりしてしまいます。子供が何か自発で音声が言えたら音声模倣で「やめて」を教えて即座に制止を止めます。

大:(遊んでいる子供の手を持ってしまう)
子:いや!
大:真似して、「やめて」
子:やめて
大:「やめて」だね、はいやめるよ

注意点としては泣いたり暴れたりするのではなく、あくまで言語で訴えられた時のみ音声模倣で「やめて」を教えることです。そうしなければただ泣き叫ぶことを強化してしまいます。例を見てみましょう。
(3:29~3:53)

この動画の様に奇声をあげて泣いている時に拒否のマンドを音声模倣させると泣く行動が強まり、次回以降も子供は泣き叫びます。あくまで奇声以外で要求した時のみに音声模倣させましょう。

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PRTの言語トレーニングの注意点㉒(遊びで使用するスキルを教える)

子供が一人遊びに夢中になっているときもPRTのとレーニングは実施できます。例えば、子供の使っているおもちゃを「ちょっと貸して」といって取り上げます。最初はすぐに返します。ちゃんと貸すことができたら笑顔でほめて強化しましょう。この場合は他人に物を貸すこと自体が課題になりますので、音声模倣で「返して」といったマンドを言わせることは初期段階で実施しなくてよいです。

貸し借り、順番交代はこの方法で教えていきましょう。

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