自発マンドトレーニング」カテゴリーアーカイブ

発音を教える順番の理由①(自然強化される発音から)

無発語の場合に発音で最初に教えるのは前述の通り、「い」からです。簡単な発音なため、「あ」から教える人も多いですが私は以下の理由から異なります。

発音を教えても、使い道がなければ消えてしまいます(こちらの記事を参照してください)。よって、自然強化される自発マンドを教えつつ、発音をトレーニングしていきます。こちらで説明していますが、「ちょうだい」をバックワードチェイニングで教えていくため、「い」を最初に教えていきます。

「ちょうだい」のバックワードチェイニング手順

動画で確認してください。

このように「い」の発音を教えると並行して使う場面を教えていくことで「い」は自然強化され一生消えない発音になります。

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自発マンド、DTT、PRTの欠点まとめ

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自発マンド、DTT、PRTの欠点は以下の通りです。

好子を利用する
行動の般化が子供次第
コンプライアンストレーニングが実施しにくい
コミュニケーション以外の能力が育成しにくい
子供の調子に左右される

 

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自発マンド、DTT、PRTの欠点④(コミュニケーション以外の能力が育成しにくい)

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自発マンドDTTPRTのトレーニングの欠点4つめはコミュニケーション以外の能力が育成しにくいことです。

コミュニケーション以外の課題の実際

このように言語によるコミュニケーションが指導の中心となってしまうため、手先の課題、概念学習といったスキルを身に付けることが難しいです。

 

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自発マンド、DTT、PRTの欠点⑤(子供の調子に左右される)

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自発マンドDTTPRTの欠点の5つ目はセラピーが子供の調子に左右されることです。体調不良等の場合は仕方がありませんが、子供が不機嫌な時はセラピーが全くできずに終わることがあります。

ふき子供が不機嫌な時のセラピー

例えば、セラピストが来ているにも関わらず全くセラピーができないということが起こってしまいます。これは費用の無駄です。このように過度に子供の調子に左右されてしまうのは平均してよい療育ができることを阻害してしまいます。

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自発マンド、DTT、PRTの欠点③(コンプライアンストレーニングが実施しにくい)

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自発マンドDTTPRTでの問題点の3つ目はコンプライアンストレーニングが実施しづらいことです。

コンプライアンストレーニングの実際

このようにすべての課題で子供主導になることが多く、コンプライアンストレーニングの実施が難しいです。

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自発マンド、DTT、PRTの欠点②(自己刺激行動をコントロールできない)

自発マンドDTTPRTでは自己刺激行動を制御することを子供に教えません。

自己刺激行動がコントロールできないと起こる問題は以下の通りです。

自己刺激行動の弊害

このように学習に困難が発生するほか、集団場面で他者に迷惑をかけることがあります。

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好子を利用する欠点まとめ

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好子を利用する欠点は以下の通りです。

  1. 行動の習得が好子の効果に左右される
  2. 行動の般化が子供次第

 

 

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好子を利用する欠点②(行動の般化が子供次第)

好子を利用する欠点2つ目は習得した行動のセラピー以外での日常生活場面での般化が必ずしも約束されないことです。自発マンドDTTPRTは基本、物の好子を利用して行動形成していきます。

これは行動が強化されやすくなり(好子による強化)、学習機会を増大させるという役割があるためです(こちらを参照してください)。

ですが、好子を利用して形成した行動はほかの場面で使用するかは子供次第になります。例えば、家で子供を呼んだら親の所に来るという課題が好子を使用して習得したとしても幼稚園や保育園で同じ行動ができるかは子供次第です。

好子を使用したセラピーのメリットデメリット

 

つまり好子があるからできている行動であって、好子がなくなった瞬間にできなくなる可能性があるのです。

好子を使用したセラピーと好子を使用しない場合

このように場面般化人物般化が難しいことが好子を使用していると起こります。

 

 

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好子を利用する欠点①(行動の習得が好子の効果に左右される)

好子を利用する欠点の一つ目は行動の習得が好子の効果に左右されることです強力な好子があるかどうかは子供次第です。

強力な好子がない理由

強力な好子があればよいですが、ない場合はセラピーの効果が著しく落ちます。また、例え強力な好子があってもお菓子やゲーム等はいつかは効果がなくなります(好子の飽和化)。好子が有効ではない場合、セラピーは以下のようになります。

好子を使用することでのデメリット①

このように、学習機会が少なくなり子供のモチベーションも低いため集中力がなくなります。

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新しいトレーニング方法が生まれたきっかけ(自発マンド、DTT、PRTの欠点)

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新しいトレーニング方法は従来の私の方法である自発マンドDTTPRTによる療育の欠点を補うために生み出したものです。

ABAの方法における欠点をこれから説明していきます。ここで説明する自発マンド、DTT,PRTは原則には則っていますがあくまで私のオリジナルです。あらかじめご了承ください。

まとめ記事はこちらです。

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自発的アイコンタクトトレーニングの映像

自発的アイコンタクトトレーニングの映像をクライアントの方がYouTubeにアップしてくださっています。

自発アイコンタクトとたまに出る自発発語を好子により強化しています。

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自発マンドトレーニングの注意点まとめ

自発マンドトレーニングの注意点は以下の通りです。

自発マンドトレーニングとは
自発マンドを教える段階
大人からは一切働きかけずに待つ
アイコンタクトは絶対にさせる
子供の試行錯誤を待つ
適切なマンドが出たらまず繰り返す
未習得マンドは不自然な好子も使用して強く強化する
不自然な好子→自然な好子で渡す理由
マンドはあっているところまで繰り返す
マンドを教える時は「真似して」と言う
自閉症スペクトラム障害児のオウム返しはなぜ起こる?
マンドは必ず一人で言わせる
マンドを教えることと発音矯正は分けて行う
長文を言うことが難しい場合は分けて言わせる
単音で言った方がきれいな場合は単音に分けて教える
複数のマンドを連呼してしまう場合はスペーシングを行う
好子がもらえるまでマンドを繰り返している場合は直す
最も一般的なマンドを教える
発音を必ず分化強化する
好子を選ばせるために絵カードを使用する

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自発マンドトレーニングの注意点⑰(好子を選ばせるために絵カードを使用する)

まだ言葉を持っていない子供の要求を明確に理解することは難しいことがあります。子供の欲しがっている好子を明確化するために、絵カードを使用することは構いません。

例えば、公園の写真、お菓子の写真、飲み物の写真をラミネートしてリングに通し、好子の選択ができるようにします。好子が明確になればその好子を使用して自発マンドトレーニングが実施できます。カードはあくまで子供が欲しい好子を選ぶために使うもので、コミュニケーションの代替として使うものではありません。

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自発マンドトレーニングの注意点⑯(発音を必ず分化強化し、矯正する)

自発マンドは覚えた後に発音を分化強化しなければ発音がよくなっていきません。好子に差をつけることで必ず発音をよくしていきましょう。マンドがきれいな場合は強力な好子を与え、即時強化をし、マンドの発音が汚い場合は発音を直し、その後DTTを実施します。以下が例です。

自発マンドの分化強化

このように発音がよければ強い好子がもらえるのに対し、発音が汚い、もしくは普通の場合は音声模倣によりきれいな発音を教えてからDTTという他の課題をした後に好子がもらえます。この明確な差により自発マンドの発音は必ず良くなっていきます。

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自発マンドトレーニングの注意点⑮(最も一般的なマンドを教える)

マンドは最も一般的で様々な場所で使える言葉にしましょう。例えば「食べたいな」というマンドは食べ物以外では使えず、要求言語としても完璧ではありません。ですから、「ちょうだい」という最も使う場面が多いマンドから教えましょう。

よく使うマンドは以下の通りです。
・ちょうだい
・貸して
・いただきます
・開けて
・手伝って
これらのマンドは理解されやすいので優先的に教えましょう。

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