言語トレーニング」カテゴリーアーカイブ

言語訓練をしなくても(自閉症療育)

(出典:GAHAG

 「無理に言語を伸ばしても仕方がない」「言葉の訓練をすると子供の話す意欲を削ぐ」

 これらは、残念ながら療育ではよく聞く言葉です。百歩譲ってこれらの言葉が正しかったとしても、だからといって言葉のトレーニングができない訳ではありません。

 最初に重要なのは、

  • 発語機会を増やすこと
  • 声のボリュームを大きくすること

です。これらのことは、言語訓練をしていない状態でも練習させることができます。つまり、日常的に独り言として①何かをしゃべった時②(奇声、笑い声を除く)大声が出た時にほめたり、お菓子などの好子を渡して強化していくのです。

 実に簡単なことなので、上記のことは家庭内療育でまだ話せない子供の支援としては実施しやすいと思います。

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発達障害に対する言語訓練は動作模倣

(出典:GATAG

まだ意味のある発語が全くない子供、もしくは発音が著しく悪い子供の場合、きれいな発音を教えようとしても難しいことが多いです。これはなぜかというと、口の真似が難しいからです(口形模倣

これを踏まえて、最近では言語訓練をする前に動作模倣を教えるようにしています。最初に動作模倣を教えるのはなぜかというと

  1. 口形模倣よりも難易度が低い
  2. 口形模倣を最初に実施しようとすると、勝手に発語してしまう可能性が高い

からです。ですから、最初は手を挙げる、頭を触るといった簡単な動作模倣から開始しできるようになったら口形模倣に移行するようにしています。

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自閉症児に教えてはいけない言葉

(出典:GATAG)

自閉症スペクトラム障害児に対して療育を行う時に、初期には教えるべきではない言葉があります。それはなんでしょうか。

答えは「わかりません」「もう一度言ってください」「手伝って」です。

これらは非常に便利なので課題を簡単にしたり、大人の手助け(プロンプト)が出るようにしたりする言葉です。便利だからこそ、これらを多用する可能性があります。例えば、間違えることを嫌がる子供は「わかりません」を連発することによって新規の課題に対する試行錯誤をゼロにします。

このようなことが起これば、効率的な学習や自助スキルの獲得が遅れます。よって少なくとも小学校に入るまでは教える必要はないと感じます。

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発達障害児に似ている概念を教える手順(ABA療育)

(出典:GAHAG

「あ」と「お」のひらがなを教えたり、「こんにちは」と「おはよう」といった似ている概念を教えたりする場合、自閉症スペクトラム障害児などの発達に遅れがある子供は混乱してしまうことが多いです。

例えば、この動画のように「UP(上げて)」「Down(下げて)」といったマンドも混ざりやすいです。このような場合、どうやって教えればよいでしょうか。これから説明していきます。

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ABA療育で自閉症児が平仮名を覚えるために①(発音が明瞭)

(出典:パブリックドメインQ

ABAを使用した自閉症スペクトラム障害児者に対する療育で平仮名を教える場合、必要になる能力の一つ目は発音の明瞭さです。発音が明瞭でなければ、正答しているかどうかが判別できません。

例えば、「あ」と「は」、「ば」と「ま」等は発音が混ざりやすいです。すべての発音ができる必要はありませんが、1~2行以外は発音できるほうがよいです。か行やさ行は難しいため、どちらかが発音できないことは珍しくありません。

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自閉症療育の言語訓練動画ー文模倣(ABA療育)

(出典:GATAG

自閉症スペクトラム障害児に対する言語訓練・音声模倣で最も難易度が高いのは文の模倣です。文は長くできるので課題の難易度は調整できます。

これぐらいのレベルになるとイントネーションには奇妙さが残るものの、有効なコミュニケーションが学べます。実施方法についてはまた後程説明していきます。

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ABAの自閉症療育、ひらがなの教え方

(出典:かわいいイラスト(無料イラスト)フリー素材

ABAを使用した発達障害の療育でひらがなを教える方法はコツが必要です。これから説明していきます。

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自閉症スペクトラム障害児の言語訓練動画(二音模倣)

自閉症スペクトラム障害児に対する言語訓練、二音模倣をアップしました。

「いあ」=「や」、「うあ」=「わ」等、二音合成も行っているのが確認できます。

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言語訓練のキモ、声が小さいことは万病のもと

(出典:GATAG

自閉症スペクトラム障害等の発達障害児、まだ意味発語がない子供にとってのABAによる言語訓練で一番重要なことは大声を出すことです。意味発語がない子供の場合、喃語や叫び声を使用して要求することが多いです。これだといつまでたっても話せません。

ですから、言語訓練の最初は大声で発語するということを練習します。これは

①相手に聞こえるように発語することを習慣化する
②声が大きくないと発音のチェックができない

からです。大声が出せることが話せるための最初のステップだと思ってください。

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向かい合っての音声模倣の改善方法

(出典:GATAG

向かい合っての音声模倣は問題があると説明しました。これから、問題を解決するためにはどうすればいいかを説明していきます。

 

 

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向かいあっての音声模倣問題点②目を合わせないとできない

(出典:photoAC

向かい合っての音声模倣指導の問題点2つ目は目を合わさないとできない可能性があることです。例えば、上の写真のように同じ方向を見て音声模倣をさせようとするとできなくなってしまうことがあります。これは、目を合わせることが音声模倣をするためのプロンプトとなっている可能性が高いです。

 

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向かいあっての音声模倣問題点①プロンプト依存

(出典:photoAC

向かい合って音声模倣訓練をすると口形模倣や音声の模倣が容易になります。ただ、向かい合って指導しているからこそ、指導者の口が発音の時に毎回提示されるため、プロンプト依存になってしまうことがあります。これは逆に言うと指導者の顔をしっかり見ている証拠なのですが、例えば口元を隠して発音させると途端に子供はその音を発することが出来なくなってしまいます。

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向かい合っての音声模倣の問題点

(出典:GATAG

音声模倣を実施する時に指導者と向かい合って行うと口の模倣、および聴覚からの情報による音声の模倣により似た音が出せるようになります。ですが、面と向かってのマンツーマンでの音声模倣をさせると思わぬ副作用が生まれる可能性があります。これから説明していきます。

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二音連続模倣の指導法①(最初にすべき音声模倣)

(出典:GATAG

二音模倣させる音声で最初に実施すべき二音は二音合成して違う発音を作る方法です。

特に母音を合成して作る音①や(い+あ)②ゆ(い+う)③よ(い+お)④わ(う+あ)⑤を(う+お)⑥マ行(ん+母音)は比較的指導が容易なので先に教えていきます。これらが発音できれば「ぱ」等の他の二音合成を練習していきます。

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二音連続模倣の指導法

(出典:GATAG

単音二連続模倣ができるようになったら二音連続模倣を指導します。これから実施方法を説明していきます。

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