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ABAIの奥田先生の講演を聞いて

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(画像引用:京都フリー写真素材集

ABAI奥田健次先生の講演がありました。

内容としては吐き癖がついてしまった4歳女児に対してエラーレスラーニングを使用して治療したということでした。その子はあるイベントを境に食べたものをティッシュに吐くという癖がついてしまい、体重に減少が見られました。

奥田先生が実施した支援方法を簡単にまとめると以下の通りです。

  1. 以前は食べていた食べ物を好きな順番にリストを作る
    今は食べられないけれどたべられそうなものを母親にリスト化してもらう。
  2. リストに従い、食べられない物を順番に食べる
    食べられそうなものから一口ずつ食べられるように練習していきます(スモールステップを使用したエクスポージャー)。
  3. 飲み込んだらベッドではねることを許可する
    食べ終えたら好子としてベッドではねることを促す。
  4. 家でも親が同じ方法を実施する
    家でも食べたらお父さんが一緒に遊んで好子による強化を狙っていく。

コツとしては、

  1. 吐かないようにさせる
    吐かないようにさせるため、ティッシュを近くから取り除くなどの環境調整を行う。それでも家庭での練習では失敗してしまったとのこと。
  2. 難しい食材は使用しない
    使用したのはもともと好子であったものだけで、無理に食べられるものを増やそうとしない。
  3. 食べられる食材を好子として利用する
    訓練によって再び食べられるようになった食材は好子として使用して好子による強化を狙っていく。

ということが挙げられていました。最終的に以前のように問題なく食べられるようになったとのことです。

会場からの意見でエラーレスラーニングとは失敗をさせないことであるから口の中の食べ物を必ず飲ませるということはできないためエラーレスラーニングは不可能ではないかという意見と、吐いてしまった時の対処方法が不透明ということが挙げられていました。

もし私が支援するのであれば、以下の点を変更するかなと思います。

  1. 現在食べられている物を食べる練習をする
    今食べられない物を指示に従って食べるということは①指示に従う②今食べられない物を食べると2つの課題が発生してしまいます。よって、現在食べられている食品を親に指示されたら食べるということを練習します。これにより、大人の指示に従って食材を食べるという課題を習得させます。それができたら段々と食べられない物を食べる訓練に切り替えていきます。
  2. 社会的好子以外の好子は使用しない
    遊ぶ、お菓子を与えるといったことは好子による強化を強力にするため、一見使用することに全く問題ないと思われます。ですが、①好子に飽きた場合、今までのようなペースでの改善が難しくなる②好子が使用される場面以外で般化するかが不明瞭という欠点があるので可能な限り使用しないほうがよいです。食べるものをよりスモールステップにする代わり、ほめるといった好子のみでの行動形成を狙っていきます。

おそらく、奥田先生はアセスメントでそこまで細かく支援する必要がないと思われたのでしょう。行動が解決されたので正しい支援方法が実施されたと思います。

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事例募集

これから実際に支援の中での事例を説明していきます。

また、皆さんから募集した事例に対して私ならどう対応するかといったことも解説していきますので、希望されるかたはこちらからご連絡ください。
タイトルは「事例検討」にしてください。

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