PRT」カテゴリーアーカイブ

自発マンド、DTT、PRTの欠点①(好子を使用する)

自発マンドDTTPRTはすべて好子を使用します。

好子を利用することのメリットは以下の通りです。

自発マンド、DTT、PRTで好子を使うメリット

 

このように好子を使用することで学習機会を増やし、行動を素早く身に付けることがあります。ですが、好子を使用することでのデメリットがあります。こちらにまとめてあります。

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新しいトレーニング方法が生まれたきっかけ(自発マンド、DTT、PRTの欠点)

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新しいトレーニング方法は従来の私の方法である自発マンドDTTPRTによる療育の欠点を補うために生み出したものです。

ABAの方法における欠点をこれから説明していきます。ここで説明する自発マンド、DTT,PRTは原則には則っていますがあくまで私のオリジナルです。あらかじめご了承ください。

まとめ記事はこちらです。

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PRTの長所・短所まとめ

PRTの長所、短所は以下の通りです。

長所
様々な場面で実施できる
般化が早い
学習スピードが速い
準備物が少ない
分散学習がしやすい
子供の変化が実感しやすい
子供が楽しめる

短所
方法が曖昧
方法が難しい
実施できるセラピストが少ない
コミュニケーション以外のスキルが伸ばしづらい
自発発語反応を形成しづらい
発音の分化強化がしづらい

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PRTの短所⑥(発音の分化強化がしづらい)

PRTは音声模倣により遊びの中で発語を促していきます。

試み強化の原則を使っているため、発音が多少悪くても自然な好子により強化していきます(自然強化)。この方法は子供がモチベーションが下がらずに活動に入れる一方、発音をよりよくしていくという分化強化が使用し辛いという欠点があります。

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PRTの短所⑤(自発発語反応を形成しづらい)

PRTでは音声模倣により適切なコミュニケーションを教えていくことを目指します。 これは自発反応ではなく、単なる模倣ですので自発で要求等のコミュニケーションが取れるようになるかは子供自身の般化能力に頼る部分が大きいです。

自発反応を引き出す前に全て指示を出してしまっていることが原因です。例えば、下の映像でも確認できます。

こちらではブランコを押す時に「swing(揺らして)」ということを言わせようとしていますが、これで「swing」と言えたとしても自発的に他の場面で「swing」を言えるようになるかはわかりません。このように音声模倣中心の受身的な学習であることが自発発語反応の形成を阻害しています。

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PRTの短所④(コミュニケーション以外のスキルが伸ばしづらい)

PRTは遊び、勉強、微細・粗大運動を含め多くのことを教えることができると説明されています。

ですが、実際にはコミュニケーションスキルとそれに付随する社会性スキル、遊びスキル以外は伸ばしづらいです。例えば、色や数字等の概念学習や身辺自立スキル等が挙げられます。これはPRTがNET自然強化の原則に基づいて実施されていることが関連しています。勉強をして自然に好子が得られる場面というのはなかなか設定しづらいですよね。勉強が楽しく思えるのはかなり学習が進んだ後です。

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PRTの短所③(実施できるセラピストが少ない)

PRTは前述の通り、方法が曖昧で、非常に難しいです。その結果、PRTを実施するセラピストは非常に少ないです。

「ABAセラピスト」というと大抵はDTTのみを実施するセラピストになります。よって、PRTの専門家を探そうとするのであれば「PRTもやっているABAセラピスト」ではなく、「PRTを中心にやっているセラピスト」を探す必要があります。

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PRTの短所②(方法が難しい)

PRTは方法が曖昧なだけでなく、とても難しいです。

例えば、DTTであれば、不自然な好子をたくさん使うので注目を得ることは難しくありません。ですが、PRTでは基本ありきたりな遊びの中で行動を教えるため、指導者が子供を遊びに引き付ける技術が必要になります。

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PRTの短所①(方法が曖昧)

PRTの短所は方法がとても曖昧なことです。PRTの解説本は出ているものの、説明が曖昧なためそれだけでPRTの方法を理解することは難しいです。

現に、私もおおよその方法は理解しているつもりですが明確にわからないことはABAの原理に反するものでなければよいと思って実施しています。日本人はルールが明確な方が実施しやすい傾向があると思います。その上、課題をどの順番でやればよいかが明確にされていません。その点、DTTタイムラインがあり、実施方法が明確なため日本人好みです。

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PRTの長所⑦(子供が楽しめる)

PRTの活動の一番の良さは行動を強制することなく子供に選択させながらセラピーを実施できることです。

子供が泣き叫ぶ中、教え続けるということはありません。子供が活動に主体的に参加し、楽しむことができます。私はこれがPRTの最大の長所であると感じます。

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PRTの長所⑥(子供の変化が実感しやすい)

PRTNETで行動を教えていくことを目指します。よって、日常生活で使うスキルを教えることができます。

このことは普段の生活の中で使用する行動を教えやすいことを意味しています。例えば、遊びのスキルやご飯を食べる時のやり取り等です。このような行動を教えることで日常生活での反応がセラピーを教えている大人以外でも実感しやすいです。家でのみセラピーを実施している場合でも、保育園や幼稚園の先生が子供の成長を実感できるということが多いです。

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PRTの長所⑤(分散学習がしやすい)

PRTNETでのトレーニングなので、場所を問わず実施できます(PRTの長所①参照)。ですから、日常の中で分散学習ができます。

分散学習することでより効果的に学習ができます。例えば、朝・昼・晩に少しずつ「貸して」の練習をすれば、DTTの様に集中学習ではなく効率的に課題を忘れた頃に学習することができます。

こうすることで課題習得のスピードをあげることができます。

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PRTの長所④(準備物が少ない)

PRT多様なアイテムを使用するものの、基本的には準備物が少ないです。それはNETでの訓練を行っているからです。

一般的なおもちゃを使う、公園で遊ぶといったことで伸ばしていけます。それとともに、様々な好子を用意する必要がありません。お菓子やビデオ、ゲーム等を用意する必要がないことで費用を安く抑えることができます。

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PRTの長所③(学習スピードが速い)

PRTDTTに比べて学習スピードが非常に速いです。

これは使用する好子の種類が関係しています。DTTはお菓子、電気のおもちゃといった好子を使用するのに対し、PRTは追いかけっこや積木などのおもちゃを使用しています。お菓子やiPad等の好子は使うことを待つ必要があります。例えば、お菓子だったら食べて口の中になくなるまでセラピーができません。一方、PRTでの好子、積み木や追いかけっこ等は遊びながら教えることができるので学習スピードが必然的に早くなります。

ちなみに私の場合ですが、2時間のDTTで子供の正答数は60回前後に対し、PRTでは200回を超えることができます。このようにPRTはとても効率がよく教えることができます。

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PRTの長所②(般化が早い)

PRTでは教えた行動の般化が早いです。これには以下の理由があります。

  1. NETでのセラピーを行っているため
    NETでのセラピーをしているため、実際の場面と同じ場所、同じ環境で訓練することができます。例えば、公園でPRTにより友達との遊びを教えれば、公園での遊び行動の般化が期待できます。
  2. 多様なアイテムを用いているため
    多くのアイテムを使用することで物に対する般化が促進されます。例えば、様々なボールを見て「ボール」と言えるようになります。
  3. 自然強化の方法を使用しているため
    不自然な好子を使用していないため、セラピーではない場面でも般化がしやすいです。例えば、「貸して」と言って他者からおもちゃを借りる行動をPRTで教えると他の場面でも出現しやすいです。

これらの理由によりPRTで教えた行動は般化が早いです。

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