嫌いな物・事を克服する」カテゴリーアーカイブ

エクスポージャー+フラッディングの手続きまとめ

エクスポージャー+フラッディングの手続きは以下の通りです。

エクスポージャー+フラッディングの手順

  1. 苦手なことをスモールステップに分ける
  2. スモールステップに分けた行動を実践させる
  3. プロンプトフェイディングの実施
    苦手なことのレベルを上げる
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エクスポージャー+フラッディングの注意点②(スモールステップを使用しない場合)

エクスポージャー+フラッディングで、スモールステップを使用しない場合は以下の通りです。

エクスポージャー+フラッディングでスモールステップを使用しない場合

これらのことは嫌いなことへのレベルがさほど高くない、もしくは即座に解決が必要なためスモールステップを使用する余裕がないためスモールステップを使用せずに解決を目指します。例えば、注射が苦手な子供の場合は家で泣く等の抵抗がなくなるまで注射の手順を繰り返します(もちろん実際に注射針を刺すことはできませんが、とがったものを肌に当てるといったことをして体験させます)。これにより病院で実際に注射を受ける時の抵抗を減らせます。

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エクスポージャー+フラッディングの注意点①(スモールステップを使用する場合)

エクスポージャー+フラッディングでは、スモールステップを使用する場合と使用しない場合があります。まず、スモールステップを使用する場合は以下の通りです。

エクスポージャー+フラッディングでスモールステップを使用する場合

これらのことはスモールステップを使用しないと子供への負担が大きくなってしまうため、必ず使用します。

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エクスポージャー+フラッディングの手続き③-2(苦手なことのレベルを上げる)

エクスポージャー+フラッディングの手続き3つ目はプロンプトフェイディングしていくことと、徐々に苦手なことにしていくことです。

今日は、徐々に苦手なことのレベルを上げていく上での基準は以下の通りです。

エクスポージャー+フラッディングを使用する時に苦手なことのレベルを上げる基準

  1. 子供の抵抗がなくなっている
    子供が大声を出す、体を動かすといった抵抗がなくなる状態です。
  2. 子供の体が緊張することがなくなる
    例えば、首に何かを巻いたりする場合、首に力が入るといった状態がなくなるまで待ちます。
  3. 子供が自ら苦手なことに触れるようになる
    身体プロンプトを使用しない状態で子供が自ら苦手なことに取り組めるようにしていきます。子供が自ら苦手なことに向かっていく反応です。

以上のことができれば子供はその段階が克服できたと言えるので次の段階に行きます。

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エクスポージャー+フラッディングの手続き③-1(プロンプトフェイディングの実施)

エクスポージャー+フラッディングの手続き3つめはプロンプトフェイディングしていくことと、徐々に苦手なことにしていくことです。

まずプロンプトフェィディングを実践させる段階での注意点は以下の通りです。

エクスポージャー+フラッディングにおけるプロンプトフェィディングの手順

  1. 身体プロンプトにより即座に行動させる
    身体プロンプトを使用して子供が即座に苦手なことに触れるようにしていきます。この工程を続けると子供が抵抗なく苦手なことに触れることが増えてきます。注意点としては行動を強制するので、苦手なことをより細かいスモールステップにすることで過度の負担を子供にかけないようにすることです。
  2. 身体プロンプトをフェイディングする
    身体プロンプトで自ら行動することを教えていくと子供が段々と一人で行動するようになります。よって、行動に即座に従わない時、途中でためらう時等に身体プロンプトを使用し、それ以外は自分でできるようにします(トータルタスクの一種)
  3. 音声指示のみで指示に従えるようにする
    音声指示のみで子供が苦手なことに自ら触れあうようにしていきます。この段階に行けば幼稚園等で苦手なことに挑戦することが期待できます(場面般化)。
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エクスポージャー+フラッディングの手続き②(スモールステップに分けた行動を実践させる)

エクスポージャー+フラッディングの手続き二つ目はスモールステップに分けた苦手な行動を実践させるという段階です。

実践させる段階での注意点は以下の通りです。

スモールステップに分けた行動を実践させる時の注意点

 

  1. 身体プロンプトを使用して行動を教える
    子供が受け身で苦手なことを克服していたら、家以外では苦手なことに触れないようになってしまいます。よって自ら積極的に行動することを教えていきます。
  2. 物的好子を使用しない
    お菓子やビデオといった好子を使用すると家以外での般化が難しくなります。よって、好子を使用せずにほめ言葉、笑顔、ボディータッチのみで好子による強化を狙っていきます。
  3. 我慢できて即座にできた時は分化強化をする
    子供が嫌々ながらも苦手なことを我慢できた場合は強くほめて、分化強化を狙っていきます。これにより苦手なことを克服することが促進されていきます。
  4. 即座に行動できるように教えていく
    行動を強制するので子供は暴れます。ですが、暴れて苦手なことを拒否できる時間が長ければ、次も同様に暴れてしまいます。暴れる行動は制止して即座に身体プロンプトを使用して苦手なことに触れさせるように教えていきます。
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エクスポージャー+フラッディングの手続き①(苦手なことをスモールステップに分ける)

エクスポージャー+フラッディングの手続き一つ目は苦手なことをスモールステップに分けるということです。以下の順番で実践します。

エクスポージャー+フラッディングにおけるスモールステップの段階

この方法では、物的好子を使用しないで大人の指示に従わせるということに特徴があります。よって、比較的簡単なステップにまず従わせるということを実施します。それができたらさほど苦手ではないことを練習し、最後に苦手なことを練習していきます。

 

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苦手なことを克服する新しい方法④(エクスポージャー+フラッディングの手続き)

エクスポージャーとフラッディングを組み合わせる方法の実施手続きは以下の通りです。

エクスポージャー+フラッディングの実施

①苦手なことをスモールステップに分ける
②スモールステップに分けた行動を実践させる
③慣れたらプロンプトフェイディングと苦手なことのレベルを上げていく

このようなステップで苦手なことを克服していきます。それぞれのステップの詳細は後ほど説明していきます。

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苦手なことを克服する新しい方法③(エクスポージャー+フラッディングの原則)

エクスポージャーとフラッディングを組み合わせる方法の詳細は以下の通りです。

エクスポージャーとフラッディングを組み合わせる方法の原則

  1. 物的好子を使用しないで教える
    食べ物などの物的好子を使用すると、保育園等の家以外での苦手な行動に対する反応が改善されません。よって、物的好子を一切使用せずに教えます。そうすることで般化を促進できます。
  2. スモールステップ化した苦手なことに慣れさせる
    フラッディングのように最初からとても嫌な状態に慣れさせていこうとすると子供への負担が大きくなってしまいます。よって最初はとても簡単なことから練習していきます。
  3. 大人が主導して苦手なことに慣れさせる
    子供が苦手なことに挑戦することを待っていると逃避行動をして行動をすることに時間がかかることがあります。この場合、大人が主導してすぐ行動させることにより、子供がすぐ苦手なことに取り組めるように教えられます。
  4. 子供自ら苦手なことを克服するように教える
    大人が子供に苦手なことに慣れることを一方的にやらせるだけでは子供が自ら行動することを教えられません。よって、子供自身が苦手なことに慣れるように積極的に動けるように教えていきます。

以上です。

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苦手なことを克服する新しい方法②(エクスポージャー+フラッディング)

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苦手なことを克服する新しい方法はエクスポージャーを基本的に使用します。

ただ、前述の通り、エクスポージャーには

  • 子供のペースに合わせるために解決までに時間がかかる
  • 好子を使用するために、好子を使用しない場面での行動の般化が不明確

という致命的な欠陥があります。これを解消するにはフラッディングの技術を取り入れることが必要です。フラッディングは好子を使わず、行動を強制させるということに特徴があります。欠点としては

  • 最初から苦手なことに向き合わせるため、負担が大きい

というデメリットがあります。これをエクスポージャーと組み合わせることで解消します。

具体的な方法はまた後ほど説明します。

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苦手なことを克服する新しい方法①(注意点)

前述の通り、従来の苦手なことを克服する方法は現場で使用しづらいものでした。

これらを踏まえて、新しい方法では以下の点に注意して考えました。

苦手なことを克服する方法の新しい方法

  1. 解決時間をできるだけ早くすること
  2. 家以外での行動改善もできるようにすること
  3. 人への負担はできるだけ少なくすること

これらを重視した方法を実践していきます。

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従来の苦手なことを克服する方法の欠点について

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フラッディングエクスポージャー系統的脱感作にはそれぞれ長所、短所がありました。

今まで、私はエクスポージャーをベースとして苦手なことを克服させてきました。ですが、エクスポージャーの短所として

  • 解決に時間がかかる(子供のペースにあわせるため)
  • 好子を与えられない場面での般化は不明(例えば、家でできたとしても保育園等でできるかわからない)

では、フラッディングが使えるかというと

  • 子供への負担が大きい

という短所があります。これらを解消するための新しい方法はこちらに説明してあります。

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従来の苦手なことを克服する方法の長所、短所まとめ

フラッディングエクスポージャー系統的脱感作を使用した従来の苦手なことを克服する方法の長所、短所は以下の通りです。

苦手なことを克服する方法の長所、短所まとめ

 

 

 

 

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系統的脱感作の長所、短所

系統的脱感作の長所、短所は以下の通りです。

系統的脱感作の長所、短所

長所としては準備物が少ない、利用者の負担が少ないことが挙げられます。短所は、自律訓練法などの拮抗反応は練習が必要であるため能力が低い者には応用が難しいことやイメージの上で苦手なことを克服したとしても実際の場面にその反応が般化するかどうかは未知数なことが挙げられます。

私のクライアントの多くは年少児であること、拮抗反応が私自身ができないことから実際の支援では使用したことがありません。

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系統的脱感作(想像的エクスポージャー)とは

系統的脱感作けいとうてきだつかんさ)(systematic desensitization)とは系統的脱感作法、想像的エクスポージャーとも呼ばれる方法です。

Walpe Jによって開発された不安・恐怖に拮抗する(対応する)反応を利用することによって不適切な不安や恐怖への反応をスモールステップで弱める方法です。認知課題を取り扱うため、認知行動療法に属するともいわれます。

以下の手順で用いられます。

系統的脱感作の実施手順

①まず、不安に対抗する練習をします。自律訓練法、筋弛緩法、バイオフィードバック法等が用いられます。体をリラックスさせる方法とお考えください。

②不安階層表を作成します。不安を感じる段階を最少0から最大で100までに分けて作成します。

③不安階層表に基づき、脱感作を行います。不安を感じる状態を指導者の言葉と本人にイメージさせることで仮想の不安状況を形成します。そのう上で、筋弛緩をさせることで不安を我慢できるようになります。最少から開始し、問題がなければ次の段階に進んでいきます。

系統的脱感作の長所、短所はまた後ほど説明します。

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