プロンプト」カテゴリーアーカイブ

身体プロンプトとはー解説動画

身体プロンプトについて解説した動画をYouTubeにアップしました。

資料はこちらです。間違いなどがあればご指摘いただけると助かります。

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エラーレスラーニングの問題点

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エラーレスラーニングが向かない課題があります。

エラーレスラーニングで教えて効果があるのは、複数の中から答えを選ぶ、鉛筆で線を書く等の毎回答えが異なる場所にある、もしくは毎回正答するのに技術が必要な課題です。

エラーレスラーニングが向かない課題はカードを見せて「これ何」と聞くような、毎回答えが同じ課題です。

例としてリンゴのカードを見せ、「リンゴ」と答えさせる課題をあげます。連続で「リンゴ」と言えるようにエラーレスラーニングを行いカードを見せると「リンゴ」と言えるようになりました。ですが、違うカードを見せても「リンゴ」と言うようになってしまいました。

このように、一見カードを覚えたかのように見えましたが、実はカードを見て反応をしておらず、ただ単に「リンゴ」と言うことを学習しただけのことがあります。これは一種のプロンプト依存の状態です。

前日と同じ映像です。この映像を確認して頂いたらわかると思いますが、分化強化がなされていません。プロンプトを使ってもよいですが、プロンプトがない場合、もしくはプロンプトが少ない場合に分化強化を実施しなければ適切な行動は身につきません。

このようにエラーレスラーニングは

  1. 実施課題の種類を限定する
  2. 分化強化を実施する

ということをしなければ効果が出ません。

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エラーレスラーニングについて

エラーレスラーニング

行動を教えるためにプロンプトを最初から使い、その後プロンプトフェイディングをして行動を習得させていく方法はABAで多く用いられます。

こうすると子どもは間違えることなく、行動を習得できるとされています。間違いを多くさせずに行動を習得させることをエラーレスラーニングErrorless LearningErrorless Teaching)、もしくは無誤学習むごがくしゅうと言います。

エラーレスラーニングの例を見てみましょう。

身体部位をエラーレスラーニングの手法で教えています(何回か間違えていますが)。セラピストの手法の問題もありますが、私は過度なエラーレスラーニングの使用に反対です。理由はこちらです。

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プロンプトフェイディングについて

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プロンプトは段々となくしていくことが求められます。

Lovaasの自閉症児の教育マニュアルには『プロンプトを使っていると、子どもが自分の力では行動しなくなる。すなわち、指導者の要求に応じることが強化されるのではなく、プロンプトに応じることが強化されるようになる。このことをプロンプト依存という』(一部改編)と説明されています。

プロンプト依存を段階的になくしていくための手続きが必要です。これをプロンプトフェイディングプロンプトフェーディング)(Prompt Fadingと言います。例を見てみましょう。

この映像ではほっぺを触るということをプロンプトフェイディングにて教えようとしています。最初は身体プロンプトをしっかりと使っていますが、2回目からは手を添える程度にし、プロンプトフェイディングを行っています。その後の「耳触って」という指示に対しては子どもはプロンプトなしに行動ができています。

このようにすることでプロンプトありの状態からプロンプトなしの状態でできるようになっていきます。

簡単な説明はこちらを確認してください。

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プロンプトの種類⑩(その他のプロンプト)

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他には以下のようなプロンプトがあります。

位置プロンプト→複数の選択肢から正答を選ばす場合、正解の選択肢を子どもの近くに置くことで正解を伝えます。

強調プロンプト→口頭で問題を尋ねる時に重要な部分を大声にする等してヒントを出します。

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プロンプトの種類⑨(音声プロンプト)

音声プロンプトおんせいぷろんぷと)(言語プロンプト)(verbal promptとは音声言語によりプロンプトを出す方法です。

例えば、挨拶時に「真似して、『おはよう』」と適切な音声を言うことで教えます。言わせたい言葉の頭文字だけを言う方法もあります。おはようを言わせたい場合は「お」と言って、おはようの言葉が出ることを目指します。

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プロンプトの種類⑧(待つ)

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待つことも大切なプロンプトです。遅延プロンプトちえんぷろんぷと)(delay prompt)とも呼ばれます。まずは子どもの自発反応を待ってみましょう。

待つプロンプトを多用すると、子ども自身も大人が黙っている時は何かしなければならない時と気づくようになります。そうすると「なにすればいい?」と聞いたりするようになることもあります。

待つプロンプトは他のプロンプトとは違い、子供の試行錯誤を待つようなものです。積極的に使用していきましょう。

 

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プロンプトの種類⑦(視線)

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指差しより難しいプロンプトです。対象物を見ることで子どもにヒントを出します。

指差しから視線のみに変えていくやり方としては

  1. 指差し(直接対象に触る)+視線
  2. 指差し(対象に触れない距離)+視線
  3. 指差し(目の横=対象からかなりの距離)+視線
  4. 視線のみ

のように発展させていきます。

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プロンプトの種類⑥(間接言語)

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直接的に指示を出さず、間接的な言語でヒントを与えるプロンプト間接言語プロンプトと呼びます。

例えば、着席していない子どもの場合、声かけであれば、
「座って」といった指示を出します。

この場合、指示が明確で、子どもが何をすればよいか考える必要がありません。よって、子どもに適切行動が何かを考えさせるためには
「今座ってないよ」
「みんな座ってるよ」
「何すればいいのかな?」
といった間接的な指示で着席行動を引き出そうとするのが間接言語プロンプトです。

子どもの能力が高い程、声かけに代わるプロンプトとして使っていくことが望ましいです。

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プロンプトの種類⑤(ジェスチャー)

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ジェスチャーgesture)は大人が行動を一部分だけ見せてみせ、子どもに適切な行動を教えるプロンプトです。モデリングとは違い、行動のすべてを見せず、一部分だけを見せ正しい行動に導こうとします。

これにより、モデリングよりプロンプトの量を減らし、本人に考えさせることができるようになります。

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プロンプトの種類④(声かけ)

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声かけも重要なプロンプトです。

例えば、何をするかわからない時に「〇〇して」と伝えることで行動を引き出します。

着席しなければならない時に、離席している子どもに対して「座って」と声をかけるようなケースが考えられます。

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プロンプトの種類③(指差し)

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指差しゆびさし)(Pointingプロンプトの一種です。

対象物を指さす、正答を指さすといったことで子どもを正解に導きます。
映像で確認してみましょう。

指差しして大人と同じ形に積み木を完成させることを促しています。このような形で指差しは用いられます。

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プロンプトの種類①、②(身体プロンプト+モデリング)

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身体プロンプトが一番身体行動を教える時はわかりやすいと説明しましたが、実は一番わかりやすいプロンプトは大人2人で出すモデリング+身体プロンプトの組み合わせです。

例えば、ダンスを教える時に一人の大人が手本を子どもの前で見せ、それを他の大人が身体プロンプトによって模倣させます。こうすると何をするかが明確であり、なおかつ身体プロンプトがあるので何をすべきかがとてもわかりやすくなります。

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プロンプトの種類②(モデリング)

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プロンプトの種類の2つ目はモデリングModelling Prompt)です。モデリングとは指導者が実際に行動を見せることによって行動を教えるプロンプトです。例えば、以下の映像で確認できます(2:30~)。

ここでは人形の遊び方を教えています。このような形式だけで楽しくない遊びを教えることはないのですが、一例としてご覧下さい。

 

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プロンプトの種類①(身体プロンプト)

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プロンプトの種類1つ目は身体しんたいプロンプトPhysical Prompt)、もしくは手動しゅどうプロンプトマニュアル・プロンプト)です。フルプロンプトと呼ばれることもあります。

身体的な行動を教える上では一番手がかりが多いプロンプトです。例えば、子どもの手を持って何かの動作を教えたりします。
映像で確認してみましょう。(1分5秒~)

身体プロンプトを使って歯ブラシを教えています。身体プロンプトは選択問題や微細運動等の多くを教えられますが、発音等のコミュニケーションスキルには使えません。

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