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分化強化についての考察

lgf01a201404011500(画像引用:GATAG

分化強化について最近感じたことを書きます。

分化強化は好子による強化が前提のように書かれていることが多いですが、嫌子による強化のほうが効果が高いのではないかと思います。

イメージとしてはこんな感じです。

嫌子(課題による分化強化の例)

このように、好子が安定しないと好子による分化強化は難しいですが、嫌子としては課題が機能しやすいので嫌子による分化強化は好子に左右されずに安定してできることができます。夏休みの宿題も早く終わらしたら宿題が減るといったことがあれば子供の勉強に対するモチベーションもあがると思うのですが。

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連続強化とはー解説動画

連続強化について解説した動画をYouTubeにアップしました。

資料はこちらです。間違いなどがあればご指摘いただけると助かります。

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ご褒美を使いすぎると逆効果?(強化矛盾について)

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(出典:ピープルズ無料イラスト素材ー2

物の好子は行動を形成しやすくするため、ABAでは重宝します。ですが、一旦行動が形成されたら不自然な好子は減らしていく強化フェイディングが必要になります。

強化フェイディングを行うのは行動を自然強化に移行させるためです。そうしなければいつまでも好子を使い続けなければなりません。

仮に行動の結果で与えている好子を無くした場合、毎回好子を与えるスケジュール(連続強化)よりも不連続で好子を与えるスケジュール(部分強化)のほうが行動が消え辛いことが確認されています。行動の消え辛さを消去抵抗しょうきょていこう)と呼び(消去抵抗が高い程、行動が消え辛く、消去抵抗が低い程、行動が消えやすいです)、連続強化よりも部分強化のほうが行動が消え辛いことを強化矛盾きょうかむじゅん)と呼びます。

自然な環境場面で般化させるためにも、消去抵抗が高い部分強化で教えていく必要があります。

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嫌子による強化について

結果で嫌子が避けられると行動の強化が起こります。これを嫌子(出現)による(行動の)強化または負の強化Negative Reinforcement)と呼びます。以下が例です。

  • 会社の上司の飲み会の誘いを「今日は用事があるので…」とウソを言って欠席した。
  • テストがある日に「お腹痛い」と言って学校を休んだ。
  • 食べたことがない食べ物を食事で出された時に「お腹いっぱい」といって残した。

これらはすべて苦手なことを避けることによって行動が強化されています。

負の強化(嫌子消失による強化)

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トークンシステム②の注意点⑨(ルールは少なく)

日をまたいでトークンを貯めるトークンシステムではあまり多くのルールを設定することは好ましくありません。

1かいあたりのルールは2~3個にしましょう。2週間連続でできるようになったらルールを追加してよいです。ただし、ルールを追加する時は下記のことに注意しなければなりません。

1.ルールの厳格化
例えば、今まで①靴をそろえる②カバンを片付ける③手を洗うというルールが2週間連続で守れ、④洋服を洗濯機に入れるというルールを追加するとします。今まで①~③はそれぞれ1個出来る毎に1ポイントもらっていた場合、①~③が全てクリアできて3点で1つでもクリアできないと0点のようにルールを厳しくします。これにより、子供の達成率をあげることができます。

2.トークンの量を増やす
ルールを追加するだけでは子どもが不公平感を持ち、絶対にうまくいきません。ルールを追加する場合は好子の量を増やしましょう。そうすると際限なく好子の量を増やさないといけないと思われるかもしれませんが、例えば今まで大人が購入していたおやつを子供にお金を持たせて買わせる等、今まで子供に決定権がなかったことを任せるだけでも好子が増やせます。

以上のような点に注意してトークンシステムのルールは段々と増やしていきます。

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トークンシステム②の注意点⑧(成果をほめることを忘れずに)

日をまたいでトークンを貯めるトークンシステムではトークン(シール等)を貼る時に必ず成果を褒めます。

また、初めてできたことや連続記録のキリ番等もトークンの表に書き加えてあげることも効果があります。
「初めて一人でできたよ!」「連続30日になりました!」等、表にどんどんできたことを書いてあげましょう。

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トークンシステム②の注意点⑦(表は子供が好きな物に)

日をまたいでトークンを貯めるトークンシステムで使う表は子供が楽しめるような表であることが好ましいです。つまり、表が好子となっている必要があります。

ですから、好きなキャラクターを子供と一緒に描く、好きなアニメのシールを使う等の工夫が必要です。
また、お勧めは長期間同じ表を使うのではなく、2週間位を目安に表を変更していくことです。
こうすることで、子供のモチベーションを高めることができます。

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トークンシステム②の注意点⑥(表は目立つ所に貼る)

日をまたいでトークンを貯めるトークンシステムではトークンの表を目立つ所に貼ります。例えば、マグネットを使って冷蔵庫などに貼るようにします。

理由は

  • 子供が達成率を確認しやすくする→あと少しで好子が手に入ること等がわかるようになります。これによりモチベーションがあがります。
  • 大人が子供をほめるため→ちょくちょくトークンシステムの成果について触れるようにします。

等があります。

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トークンシステム②の注意点⑤(具体的にルールを決める)

日をまたいでトークンを貯めるトークンシステムでは具体的にルールを決める必要があります。

例えば、「食事中にいい子にしてたら」というルールは曖昧で、何を守ればよいかはわかりません。

明確なルールにする場合は
・食事を食べ終わるまで着席し続ける
・お椀を持って箸で食事を食べる(手を使わずに食べる)
・食事を残さずに全てを食べる

等のルールが守れるようになれば適切に食事を食べることができるようになります。

 

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トークンシステム②の注意点④(加点方式)

日をまたいでトークンを貯めるトークンシステムでは基本的には減点はしません。
一度もらえたトークンを減らしてしまうことは、トークンシステムそのものが機能しなくなってしまうことを意味しています。

例えば、私達がお金を貯めている貯金箱から誰かがお金を盗んでいたらお金を貯めようと思うでしょうか。
よって、適切な行動ができなかったからといってトークンを減らすことはしないほうがよいでしょう。

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トークンシステム②の注意点③(もらえるトークンの量に差をつける)

日をまたいでトークンを貯めるトークンシステムでは、得られるトークンの量に差をつける必要があります。 例えば、宿題ができたら1ポイント、宿題が夕食までにできたら2ポイントのようにより適切な行動が強まるようにルールを設定する必要があります。つまり、分化強化を行うのです。 これにより、トークンの利用者は自主的によりよい行動を出そうとします。

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トークンシステム②の注意点②(不定期な強化スケジュールも採用する)

日をまたいでポイントを貯めるトークンシステムでは、好子をもらえるスケジュールが決まっており固定比率強化スケジュールに分類されます。

以前説明した通り強化スケジュールは定期より不定期のほうが効果的です。よって、トークンシステムでも不定期な強化スケジュール(変動比率強化スケジュール)を取り入れることにより効果をよりあげることができます。

例えば、サイコロを転がして特定の目が出た場合に好子が得られる等、ギャンブル性がある好子による強化を導入することが考えられます。

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トークンシステム②の注意点①(強化スケジュールを変更する)

日をまたいでトークンを貯めるシステムでは、点数を貯めることにより好子(バックアップ好子とも呼ばれます)と交換できるようになっています。

この場合、2、5、7、10、20ポイントで好子がもらえるようにする等して、段々と好子がもらえる間隔を広げていきます。これは固定比率強化スケジュールを使用しています。

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トークンシステム②(後日に好子がもらえるシステム)

トークンシステムの2つ目は何日にも貯めて好子がもらえるシステムです。
例を見てみましょう。
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このような図を使用します。このシステムでは不登園傾向の児童に対して登園行動を点数化しています。
ルールは

  • 登園時間数にポイント
  • 集団参加に困難があったため、昼食、おやつ、帰りの会はポイントを高く設定

といったものです。結果はこちらです。
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1月からの介入でしたが3月末までに無事に登園することができるようになりました。
最終的にはシールを貼ることが面倒くさくなっているため、線グラフになっています。

詳しい解説はまた後日します。

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トークンシステム①(すぐにもらえるシステム)

貯めたトークンをその場面、もしくはその日に使う方法です。
実際に映像で確認してみましょう。

アルファベットを質問する課題にてトークンシステムを使用しています。正解するごとに星形のシールを貼り、表が全て埋まったら好子(シャボン玉)を渡しています。

このように好子がすぐ渡され、因果関係がわかりやすいので年少児に使われることが多いです。

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