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好子を使うときの注意点④(即時強化)

好子による強化は適切な行動が出た直後に実施します。これを即時強化(そくじきょうか)(immediate reinforcement)と言います。

有効なのは大人では行動後30分以内、子どもであれば行動後10秒以内と言われています。
療育では行動後1秒以内に好子による強化をすることを目標としています。

よくある勘違いですが、行動後1秒以内に好子を渡すことが求められているのではありません。1秒以内に「好子による強化をする」ことを予告することが必要なことです。

ですから、適切な行動がでたら、まず1秒以内に注意点の③で説明した何が強化される行動かを子どもに伝えてほめます。物的好子を渡すのはその後で大丈夫です。

例を見てみましょう。こちらは間違った即時強化です。

このように物を渡すことを即座にやろうとしなくてよいです。正しい即時強化を確認しましょう。

このようにすると、行動がよくできたときはよくほめて(分化強化)から好子を渡しましょう。こうすることで、ほめことばや笑顔が好子になりやすくなります。

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