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望ましくない行動と反対の望ましい行動を強める(代替行動分化強化)

望ましくない行動と同じ機能を持つ望ましい行動がある場合、望ましい行動を好子による強化をすることにより望ましくない行動を減らすことができます。これを代替行動分化強化(だいたいこうどうぶんかきょうか)(DRA:Differential Reinforcement of Alternative Behavior)と言います。

具体的な例を図で表すと以下の通りです。

動画で確認してみましょう。(3:29~3:53)

手についた絵の具を落としたい子どもが勝手に洗いに行くことを制止し、「手を洗いたい」ということを言わせてから手を洗いに行かせています。これで勝手に手を洗いに行くという望ましくない行動ではなく、「手を洗ってきます」ということを言ってから手を洗いに行く望ましい行動になりました。

ただ、この映像も決してうまいセラピー映像ではありません。泣く行動の後に適切行動を教えているからです。これだと泣く行動が強化されてしまいます。

正しいやり方は泣く行動は消去か、弱化し、その後泣き止んでから適切行動を教えるというやり方です。

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