望ましくない行動と両立しない行動を強化する(対立行動分化強化)
望ましくない行動と両立しない行動を好子による強化をすることで望ましくない行動を減らすことができます。これを対立行動分化強化(たいりつこうどうぶんかきょうか)(DRI:Differential Reinforcement of Incompatible Behavior)、もしくは非両立行動分化強化(ひりょうりつこうどうぶんかきょうか)と呼びます。
対立行動分化強化の例は以下の通りです。
保育園のお出かけ等で子ども同士で手をつないでいるのはこの原理を利用しています。
島宗理先生がYouTubeで犬に対して対立行動分化強化を教えている動画があげられています。
この場合、裾を噛む行動の代わりに前足で叩く行動を教えると説明されています。ただ、私の解釈としては対立行動分化強化は消したい行動と全く両立する可能性がない行動を教えることです。裾を噛む行動と前足で叩く行動は同時に両立しえると思うのでどちらかというと代替行動分化強化であると思います。