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支援学校高等部の就職状況について

(出典:PAKUTASO

 障害者の水増し雇用が物議を醸しています。支援学校高等部の就職率を知っていますか。

まずは、少し古いですが厚生労働省の資料を見てみましょう。知的障害の就職率をみると平成26年で31.1%となっています。このデータだと支援学校所属の3人に1人は就職できるように思います。

ですが、注意が必要なのは、ここには高等部から支援学校に編入して来る者が含まれていることです。途中から編入して来る者は支援学級や普通級からくるので、かなりレベルが高い者が多いです。

では、小学部から支援学校に通っている子供の一般企業への就職率はどれくらいなのでしょうか?これは公の文書ではなく現場の先生に聞いた数値ですが、学年に1人いるかどうかという割合です。

つまり、小学部から支援学校に通うということで将来の進路はほぼ作業所か授産施設、デイサービスといった利用になってしまう可能性が比較的高いということです。それを考えると、できるだけ支援級に所属して能力を身に付け、高等部から支援学校に行くほうがよいです。

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