自閉症のABA療育カードの方法①カードを見せる
自閉症スペクトラム障害に対するカード課題の正しいやり方ではまず、子供にカードを見せて「これ見て」と指示を出します。
これには二つ意味があります。
- カードを覚えさせる
「見て」と「覚えて」は同義です。カードを見せてから隠したりすることもあります。 - 様々な質問をするための準備
カードは名前を言わせるだけに使用するわけではありません。「何色?」「これはどんな物?」といった質問をすることがあります。
ではなぜ、カードは顔から離すのでしょうか。これは、子供がカードをちゃんと見ているかどうかを確認するためです。動画で確認してもらうとわかりますが、子供は、カードを見て、その後に大人とアイコンタクトをして「見た」と言っています。このようにするとこの後に課題を実施しやすくなります。