自発的な挨拶とは
(出典:子供と動物のイラスト屋さん)
私は自発的な挨拶を子供に教えることを重視してきました。なぜなら必須の社会スキルだからです。
最近、気づいたのですが私の教えた子供はセラピーでは自分から挨拶をしてくれるものの、保育園での行動観察等のセラピー場面以外であった時は挨拶をしてくれないのです。
理由は単純で私が子供の顔を見ることで子供が挨拶するということを教えていました。つまり、私が子供を見つめることが挨拶のプロンプトとして機能してしまっていたのです。
自発挨拶は知っている人がいたら自分から挨拶をすることです。よって自発的挨拶を以下のようなステップに変更しました。
- まずは大人が見つめたら自発的に挨拶ができるようにする
- 他者が促し(「先生に挨拶してきて」等)、セラピストと自発的に挨拶する(セラピストは子供から目をそらしておき、挨拶されたら子供の顔を見る)
- 他者が間接的に促して(「何かしないといけないんじゃないの?」等)、セラピストと自発的に挨拶する(セラピストは子供から目をそらしておき、挨拶されたら子供の顔を見る)
- 子供がセラピストに自発的に挨拶する(セラピストは子供から目をそらしておき、挨拶されたら子供の顔を見る)
これができたらどんな場所でも子供が自分から知っている人に挨拶できるようになるはずです。