自発的挨拶を教える③(正しい挨拶を覚えさせる)
正しい挨拶を音声模倣させるだけでは自発的挨拶を覚えられません。
正しい挨拶を音声模倣させたら以下の順番で一人で言えるようにしていきます。
- 音声模倣させその後すぐに一人で言わせる
教えた言葉を繰り返せるか、即座に実践させます。 - スペーシングを実施する
1.の方法では覚えない場合、「おはよう」「こんにちは」のようにあてずっぽうで答えている可能性が高いです。例えば以下の映像のような例です。
この子は「アップ(持ち上げて)」「ダウン(下げて)」ということをあてずっぽうに言っています。この状態になると覚える可能性は低いです。よって、このような場合はスペーシングを使用して教えていきます。例えば、以下のような映像です。
この映像では「マフィン」と答えることを覚えたかどうか、動作模倣の課題を2つ挟んでからもう一度確認しています。このように他の課題を挟んでも答えることが可能であれば、覚えた可能性が高いです。 - 間に挟む課題を増やしていく
スペーシングを使用してもなかなか覚えないようであれば、間に挟む課題をどんどん増やしていきます。
以上の手続きにより適切な挨拶を覚えさせることが可能です。