ABC分析から見る消去と弱化の違い①(結果が他者に関連する場合)
まずは結果の好子の有無が第三者に関連している場合を取り上げます。最初に攻撃行動が好子による強化によって強められている例は以下の通りです。
この行動を消去する場合は以下の通りです。
この行動を弱化する場合は次の2つのパターンがあります。まずは結果に対して働きかける方法の2種類はこちらの通りです。
実際、このような支援を使用することはないですが叩くという嫌子を用いて行動を弱化しています(嫌子による弱化)。もう一つは以下の通りです。
このように好子による強化が一旦起きていたとしても嫌子による弱化を行うことができます。この場合、行動が強化されるか弱化されるかは好子と嫌子の力関係によって決まります。
このように好子のほうが強力であれば行動は強化され続けます。
一方、嫌子の方が強い場合は行動は弱化されます。