自閉症の不適切なマンドへの対処方法③(複数のマンドを連呼する)
自閉症スペクトラム障害の不適切なマンドの症状三つ目は、複数のマンドを連呼するケースです。「かして、ちょうだい」のように知っているマンドを2個以上連呼してしまいます。例えば、以下のケースです。
この動画で、男の子は「アップ(持ち上げて)」「ダウン(下ろして)」というマンドを連呼しています。セラピストは適切な言動が出たら反応していますが、男の子の反応は「アップ」と言って何もなければ「ダウン」という言葉を言っているだけです。このような状態から適切なやり取りを覚えることは少ないです。他にはマンドではありませんが、「おはよう」と「こんにちは」を連呼するケースが挙げられます。
この場合の対処方法は以下の通りです。
このようにスペーシングを実施することで適切なマンドのみを言えるようになります。