PRTの言語トレーニングの注意点㉓(拒否のマンドを教える)
自発マンドや自発的な挨拶ができる子供に限られますが、拒否のマンドもPRTの遊びの中で教えていきます。
方法は簡単で遊んでいる最中に子供の使っているおもちゃを取り上げたり、手を掴んだりしてしまいます。子供が何か自発で音声が言えたら音声模倣で「やめて」を教えて即座に制止を止めます。
大:(遊んでいる子供の手を持ってしまう)
子:いや!
大:真似して、「やめて」
子:やめて
大:「やめて」だね、はいやめるよ
注意点としては泣いたり暴れたりするのではなく、あくまで言語で訴えられた時のみ音声模倣で「やめて」を教えることです。そうしなければただ泣き叫ぶことを強化してしまいます。例を見てみましょう。
(3:29~3:53)
この動画の様に奇声をあげて泣いている時に拒否のマンドを音声模倣させると泣く行動が強まり、次回以降も子供は泣き叫びます。あくまで奇声以外で要求した時のみに音声模倣させましょう。