言語トレーニング全体での注意点⑥(一生懸命ほめる場面を限定する)
以前お伝えした通り、ほめることやボディータッチを毎回大人が全力で行うと子供はほめられることに慣れてしまい、好子として機能しなくなってしまいます。
よって、言語トレーニングではよくできた時や珍しい行動の時のみに大人が一生懸命ほめることを限ります。こうすることで分化強化することができる上、子供がほめられることに飽きなくなります。全力でほめるのは以下の場面です。
①マンドがきれいな時
②DTTが一回でできた時
③PRT中の珍しい自発的音声模倣
これらの場面のみ、ボディータッチ、オーバーアクション、拍手といった方法でほめます。それ以外の場面ではほめますが、「そうそう」「うん、いいよ」といった毎回決まったほめ方で十分です。但し、適切な言語行動を繰り返すという手続きは省略しないように気を付けましょう。