自閉症児の支援環境を整えすぎると逆効果

自閉症スペクトラム障害等の発達障害児は
適切な環境を用意することで適切行動を
増やし不適切行動を減らすのが可能です。
ですが
支援環境を配慮しすぎると逆効果になる
ことがあり得ます。
以下のようなことです。
- こだわりが強くなる
決まった環境以外での生活に対して癇癪が増える可能性がある - 刺激に弱くなる
日常生活で経験する苦手なことを避けさせ続けると感覚刺激に対する過敏が改善せずむしろ悪化することがある - 適切行動の学習機会がなくなる
環境によって適切行動ができていても自然環境下ではルールを理解している訳ではなくただ学習機会を奪うだけのことがある - いずれ突破される
不適切行動を環境によって防いでいる場合は子供の年齢が上がるごとに困難になっていく。
鍵やスマホのロック等
自閉症児の環境を変える場合は
- 基本的には元の環境に戻していく
- 問題行動を防ぐための一時的な予防方法
- 適切行動の練習、不適切行動の減少も狙っていく
ということが重要です。




