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TikTokに掲載されている自閉症の情報はほとんど嘘

自閉症スペクトラム障害等の発達障害児の
情報は昨今SNSで多く確認できます。

ですが
誰でも発信できるということは玉石混交でデマも結構な割合で含まれています。

こちらの論文でTikTokの自閉症の情報の正確性について調査されています。

TikTokにおける自閉症関連コンテンツのリーチに関する調査の結果、「#Autism」ハッシュタグはデータ収集時点で累計115億回の視聴回数を記録していました。

本研究で「情報提供型」と分類された動画サンプル(n=133)は、合計198,695,946回の視聴と25,192,402の「いいね」を獲得しました。

動画1本あたりの平均視聴回数は1,493,955回(範囲: 2351~15,300,000回)、平均「いいね」数は189,417(範囲: 636~3,000,000)でした。

126本の動画は非医療専門家(non-HCPs)によって投稿されたもので、そのうち95本は自閉症当事者クリエイター(ACs)によるものでした。一方、7本の動画は自身を医療専門家(HCPs)と明示するクリエイターによるものでした。HCPとACの両方であると明示したクリエイターが1名いました。残りの31本の動画は、ACにもHCPにも該当しないクリエイターによって投稿されました。

分析対象となった133本の動画のうち、55本(41%)が「不正確」、42本(32%)が「過度の一般化」、36本(27%)が「正確」に分類されました。

「不正確」または「過度の一般化」(OG)に分類された動画は、合計で視聴回数144,584,203回、「いいね」数16,724,125を獲得し、平均視聴回数は1,490,558回、平均「いいね」数は172,413でした。

「正確」に分類された動画は、合計で視聴回数54,111,743回、「いいね」数8,468,277を獲得し、平均視聴回数は1,503,103回、平均「いいね」数は235,229でした。

当事者でも支援者でもない者の正確性は10%程度でした。

専門家でも正確性が70%程度というのは問題ですね。

正確性が高い動画は不正確な動画の30%の視聴回数ですね。

やはりある程度誇張している方が見られることが多いようです。

目立つためだけに嘘を言うアカウントも多いので気をつけなければなりません。

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