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自閉症の厄介な特性、同一性の保持

自閉症スペクトラム障害等の発達障害児は日常生活で問題になる特性があります。

同一性の保持もその一つで、同じことをずっとしたがると特性のことです。

例えば以下のような例です。

  • 映像の特定の場面を繰り返し見る
  • 外出する時の道順が決まっている
  • 同じメニューしか食べない

常同行動、こだわりとしても説明されることがあります。

「同じことが続く方が自閉症児にとって快感だから」と説明されがちです。

ですが私は違った印象を持ちます。

同一性の保持は子供が快感である刺激やイベントにしか起きないからです。

例えば朝2日連続でオレンジジュースを飲んだらそれ以降も欲しがり続けます。

ですが
例えば保育園や学校を早退してもそれに対しては文句を言わないことが多いのです。

このように
同一性の保持は決まり切ったことをやり続けたい特性ではなく

自分が気に入ったことを癇癪を起こしてもやり続けると考えるとわかりやすいです。

改善には

  • 癇癪のコントロールの練習
  • 決まったスケジュールで行動させず3種類位でローテーションを組む
  • 子供にとって都合がいい例外場面をできるだけ作らない

ことが有効です。

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