自閉症児、怒られても効果がない理由は

自閉症スペクトラム障害等の発達障害児は、問題行動を親に注意されても改善しないことがあります。
これはなぜでしょうか。次のような理由が考えられます。
- 他者に興味がない
自閉症児の中には他者に全く関心を払わないことがあります。
相手が喜んでいようが怒っていようが気にしていないのです。 - 脅しが効かない
理解力が低い場合は、「後で怒られる」「お化けが出る」等の脅し文句が通用しません。 - 目先のメリットを優先する
後でどんなにデメリットがあっても、目先の利益を優先しがちです。
例えばお菓子を勝手に食べて怒られたとしても、お菓子がその場で得られたからOKと考える傾向があります。 - 怒られ慣れている
問題行動が多すぎるため、親の叱責に慣れきっている状態です。
親の説教を軽く流して「ごめんなさい」と言い終わらす流れ作業になります。
このように、単に親が叱る方法では問題行動の制御が難しいことがあります。
その場合、一定時間の着席等の子供にとって安全ですがペナルティーとなるような行動を足さなければなりません。
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