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自閉症児の家庭療育、ゴールをずらさないで

自閉症スペクトラム障害等の発達障害児に親が家庭療育をする場合、子供の調子がいい日と調子が悪い日があります。

調子のいい日とは次のようなケースです。

  • いつもは手こずる課題がすぐにできた
  • 初めて取り組んだ課題が楽にできた

子供にこれらの行動が見られると、親は褒めますが「じゃあこれもやってみよう」と新たな課題を足すことがあります。

これは良くないことです。
子供の様子やパフォーマンスによって課題が増減するからです。

会社員と一緒ですね。ノルマを楽々達成すると新たなノルマが増えます。
そうするとやる気がなくなります。

自閉症児の場合、癇癪を起こして続行不能になったら止める親が多いです。
ですがそうすると以下のことが起こります。

  • 調子が悪い日は課題を全くできず癇癪を起こして終了する
  • 調子がいい日は癇癪が出るまで課題を続行する

このようにいずれにせよ癇癪が起きるまで継続され続けるので癇癪を起こしたら終了すると子供が学習しても不思議ではないです。

ですから家庭療育の課題は子供の癇癪の有無に関係なく事前に決めた量を終わらせることを目指していきましょう。

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