自閉症児、学校では頑張れない訳

自閉症スペクトラム障害等の発達障害児は、支援学校や支援学級での行動と家庭での行動が全く違うことが珍しくありません。
家庭療育を実施している場合に多いのは、家ではしっかりと課題に取り組んでいるけれど学校では全くしないことです。
これはなぜ起こるのでしょうか。
環境の違いが関係していることが多いです。
- 指導者が異なる
毎日教えている親とは違い、学校では複数教員が担当することが多いです。
こうなると指示に従う能力が低下することがあります。 - 個別指導ではない
例え支援学校だとしてもマンツーマンで指導される時間は短いです。
個別指導でできても一人ではやらない子供は多いです。 - 子供の特性が理解されづらい
親は家庭療育の中で子供の特性を理解していますが学校の先生は長い時間を一緒に過ごしておらずわかりません。
結果として簡単な課題に留まることがあります。 - インセンティブがない
家庭療育の場合は課題を頑張れば休憩ができたり好きなことができたりと、何らかのメリットがあります。
ですが学校では早く課題が終わっても待つだけのことが多いです。
このように子供は家庭療育の時よりも学校での学習のパフォーマンスが落ちることは仕方がないことです。
家庭でできた課題は学校側に教える等して、適切な課題がされるようにフォローしていきましょう。
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