自閉症児療育、うまくいかないときは二重の課題になっていないかチェック

自閉症スペクトラム障害等の発達障害児者に対する家庭療育をやっているとうまく学習ができないことがあります。
自閉症児は定型発達児よりも丁寧に教えないと理解できないことが多く小さなステップで教える必要があります。
よくある家庭療育のミスは、一度に2つ以上のことを教えようとすることです。
例えば、以下のようなことです。
- 癇癪で要求する子に言葉で要求させる
→癇癪を使わない、言葉で要求 - 文章を読むことが難しい子に大きな声でスラスラと読ませようとする
→大声で読む、スラスラ読む - 不登校の子に登校させ授業参加させる
→登校させる、授業を受ける
このように一度に目標を2つ以上設定すると失敗する可能性が高まります。
私はこれを二重の課題と呼んでいます。
二重の課題になっている場合は目標を一つに設定しなおしてクリアできてから次の目標を再度決めるようにします。
これにより課題をより簡単にできます。
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