ルールを守れない、指示に従えないことも発達障害

子供の中には知能的に問題がないレベルでも何度伝えても親の出す指示に従えなかったりルールを平気で破ったりする子がいます。
これらの子供の特徴は次の通りです。
- 日により良い時の行動と悪い時の行動の差が激しい
- 厳しい大人や厳しい基準がある場面で問題行動が起きなくなる
- 自分にメリットがある場面ではルールに従い素早く行動する
このような特徴があると「わがままなだけ」と考えられることが多いですが、立派な問題です。
DSM-5の基準では反抗挑戦性障害の診断があります。
これは、
- しばしばかんしゃくを起こす。
- しばしば大人と口論をする。
- しばしば大人の要求または規則に従うことを積極的に反抗または拒否する。
- しばしば故意に他人をいらだたせる。
- しばしば自分の失敗、不作法を他人のせいにする。
- しばしば神経過敏または他人によって容易にいらだつ。
- しばしば怒り、腹を立てる。
- しばしば意地悪で執念深い。
のように診断基準があります。
このように厳しい大人以外では手を抜くことも発達障害にカテゴライズされています。
単なるわがままではなく、治しづらい状態が起きているのは間違いありません。
早期支援によって、指示に従う能力の向上が目指されるべきです。
匿名相談や無料講演会は無料メルマガから
