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自閉症児療育、やらなくていい課題

自閉症スペクトラム障害等の発達障害児には
多くの療育課題が実施されます。

中には効果が疑われるようなものも
含まれています。

今日はよく見かける療育課題で効果が証明
できない物に関して説明します。

  1. パズル/タングラム
    空間認知能力を高めるとされますが
    具体的な効果は不明です。
    日常で使うスキルではないので
    実施する意味は少ないです。
  2. 物の名前
    果物や動物の名前を教えますが、
    興味がある子はそもそも覚えており
    興味がない子は教えても
    すぐ忘れます。
  3. 分類
    料理、乗り物等のように分類します。
    日常で使うスキルではないので
    必要性は薄いです。
  4. サーキットトレーニング
    OTの感覚統合療法でよく使われます。
    子供が楽しく体を動かせますが、
    言葉の発達等には関係ありません。

1〜3の課題は発達検査に含まれるので
練習されることがありますが
数値の向上を目指しても
日常生活によい変化はありません。

日常で必須のスキルを一つ一つ教えていく
ことを目指しましょう。

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