自閉症児の夜寝ない問題、本当に睡眠障害?

研究結果によって差異はありますが
どの文献でも定型発達児と比べて
自閉症スペクトラム障害等の発達障害児は
睡眠障害の発症率が高いとされます。
メラトベル、抑肝散等の薬や漢方の使用を
している子もいます。
しかし、子供によっては睡眠障害ではない
可能性はあります。
私は医師ではないので診断はできませんが
行動を改善するだけでも睡眠障害の改善が
見られることがあります。
まず第一に定型発達児でも基本は
夜眠くなって寝ているわけではないです。
電気を消し、喋っていたら注意され、
親によっては「ねないこだれだでるよ」と
言ったり鬼から電話を使ったりして
ようやく子供は寝ています。
自閉症児の場合、これらの注意や脅しが
効果的ではないために眠ることがない可能性
があるのです。
自閉症児で睡眠障害がある場合、私は
- 暗い部屋にしているか
- 布団の中で起き上がらずに横になるか
- 独り言を話さず静かにしているか
ができているかを確認しますが大抵は
できていません。
暗闇で独り言を言い続ける、電気を消すと
再度つける、部屋から出ていく等の
覚醒に繋がる行動をとっていることが
ほとんどです。
これらは、睡眠時とは別に静かにする練習
をすると改善することが多いです。
ルールを守ることが難しいことに起因する
睡眠障害は薬を使っても効果があり続ける
わけではないので別途練習した方が
よいでしょう。
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