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自閉症児、発達検査の数値は気にしないで

発達相談をすると大抵は発達検査が実施されます。K式発達検査や田中ビネー等が使われ、発達指数が算出されます。

発達指数(DQ)は数値として表され、平均が100です。年齢に掛け算をすると発達年齢が計算でき、3歳の子で100の場合(3×12(ヶ月)×1.0=36(ヶ月))は年齢相応、60の場合(3×12(ヶ月)×0.6=21.6(ヶ月))は1歳9ヶ月の発達とみなされます。

発達検査の結果を気にする保護者は多いですがあまり意味のない数字です。以下の理由からです。

  • 子供が真面目に検査を受けていない可能性がある→実力ではないかもしれない
  • 日常生活で問題があるから発達相談に来て発達検査を受けているので数値が高くても問題がない訳ではない
  • 発達検査ができること=日常生活のスキルが高いことではない

発達検査の数値が低くても高くても日常の問題にはリンクしないため、一喜一憂しても仕方がないです。また、発達検査の数値の向上を目指すことはできますが日常では使用しないスキルなので①日常生活に変化がない②練習しないとすぐに下がることからお勧めできません。

重要なのは発達検査の数値が低かろうが自閉症と診断を受けていようが日常生活の問題が改善し、本人や家族が暮らしやすくなることです。

あまり数字にとらわれないようにしましょう。

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