自閉症児は方法を教えれば良いわけではない

自閉症スペクトラム障害児の場合、適切行動を教えるために家庭療育をすることは大切です。一つ一つ教えていくことによって日常での困難が減らせていけます。例えば以下のような行動です。
- トイレに行って用を足す
- 箸を使ってご飯を食べる
- 癇癪を起こさずに言葉で要求する
- 着席し続ける
ただ行動の中には特定の方法を教えない方法が良いこともあります。場面によってルールが変わる場合です。
- 服の畳み方
- 布団の畳み方
- 食事の盛り付け方
これらはやり方がかわるので明確な正解がありません。
このような場合は、教えられた方法でやり続けることよりもその場で教えられた方法に変更できる柔軟性の方が重視されます。よって例えば服の畳み方は手本通りたたむことや、その場で方法を教えてたたむことを実施することで方法を固定化しないようにしましょう。
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