自閉症児支援の環境は使用期限がある

自閉症スペクトラム障害児等の発達障害児は、生活環境を変えることによって適切行動を増やし不適切行動を減らす支援をされることが多いです。以下が例です。
- ベビーフェンスを使ってテレビを触らないようにする
- スマホを触らないようにするため高い位置に置く
- 食べ物を勝手に食べることを防ぐため冷蔵庫に鍵をかける
- 侵入を防ぐため部屋に鍵をかける
これらの支援が悪いわけではありません。ですが、いつまでも使用し続けられるわけではないのです。
例えば、ベビーフェンスは5歳を過ぎれば楽に突破されてしまいます。家の鍵も簡単に開けるようになってしまうため、脱走を防ぐためには室内にも鍵をつける必要があります。
このように問題行動を防ぐ環境は、適切行動を教えるための時間稼ぎとしての使用はよいですが使用し続けることを前提にするとうまくいかないので気をつけましょう。
ルールが守れる子にするためには着席訓練や起立訓練が別途必要になります。
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