自閉症児の能力を伸ばすことよりも

自閉症スペクトラム障害児は家庭療育をすることで能力の向上を目指すことができます。ですがそれだけでは日常生活の困難が改善しないことがあります。

①は定型発達児です。②は知的能力が高いにも関わらずルールに従えない子です。③は知的能力が低いけれどもできることはする子です。④は知的能力が低くルールも守れない子です。
一見、一番問題になるのが④だと思われますが実は違います。最も問題なのは②なのです。能力が高いにも関わらずルールを守れない子は親や大人がいないところでルール違反をしたりうまく嘘をついたりするので問題が非常に改善しづらいです。
このように知的能力だけ高くても生活は改善しません。むしろできることをちゃんとする子の方が重要だということがわかります。
家庭療育の場合も能力の向上を目指すのではなく、まずは指示に従いルール通りに行動することを目指しましょう。
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