大人の顔色を読むことも重要なスキル

自閉症スペクトラム障害等の発達障害児は生まれつき他者を参照する力が弱いことがあります。
このような状態だと以下のような弊害が起きます。
- 人の真似をしない
- 人の感情理解ができない
- 言葉が遅くなる(真似をしないから)
ですが、後天的に療育でアイコンタクトを練習するとある程度の改善が見られます。そうすると上記の問題がよくなることも珍しくありません。
それとは別に問題が出ることがあります。それは課題の時に親の顔色を伺うようになることです。
例えば、家庭療育を実施しているときに二択の問題で正解の方を選ぶと親の表情に少し変化が見られるのでそれを元に答えを導き出したりします。
そんなことをされてしまうと親はポーカーフェイスを貫く必要になるので家庭療育の難易度があがります。
ですが、日常生活では笑顔で働きかけてきたり、他人の真似をしたりするので全体的に見たら良いことの方が多いです。
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