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自閉症児のこだわりは自縄自縛になる

自閉症スペクトラム障害児のこだわりは問題になることがあります。

自閉症だから必ずあるという訳ではありませんが酷い子は日常生活に支障をきたします。

「こだわり行動は心の安定、常同性の維持のために必要」等と擁護する意見もありますが私はそうは思いません。

自閉症児のこだわりの厄介なところは「悪化すること」です。

一つのこだわりを許可するとどんどんと増えていくことが珍しくありません。

多いことが偏食です。偏食は味覚過敏から起きると説明されることも多いですが

  1. 気に入った食べ物を食べ続ける
  2. 飽きたら次の食べ物に移り、元あった食べ物は一切食べなくなる
  3. 最終的に食べられる食べ物がほとんどなくなる

のように変化し続けることがあります。

このようにこだわりが強まると

  • 外食が困難になる
  • 外出が困難になる
  • 面倒なはずなのにルーティンを絶対視する(必ず壁をタッチする)

のようにどんどんと本人の行動パターンが限定されていきます。こだわりを消すことは子供に一時的な負担をもたらしますがそれでもその後のメリットが大きいので改善を目指していきましょう。

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